ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜 

yuko20602012-03-31

英題:The Help





『心にしみる良い作品でした。』




※画像は映画「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!





1960年代、アメリカ・ミシシッピ州
作家志望のスキーターは南部の上流階級に生まれ、黒人のメイド
たちの存在が当たり前の地域社会で育ってきた。
1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”
と呼ばれていた。
だが、大人になった彼女は、白人社会でメイドたちが置かれた立場が、
もはや当たり前には思えなくなってくる。
そして、身近なメイドたちにインタビューをしようと試みるが、
メイドたちにとって真実を語ることは、この地域社会で生きる場所を
失うことを意味していた。
誰もが口をつぐむ中、親友の家のメイドだけがスキーターの
インタビューに応じる。
その小さな一歩は、やがて彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす
大事件へと発展していく・・・。





久々にこのBlogで★5つをつけた作品ですね。
最近、★5つはかなり慎重につけるようになりました・・・。
でも、ここのところ「もう1回見たい!!!!」と思うほど、心を揺さぶる作品が
なかったような気がします。
昨年8月に見た「ペーパーバード 幸せは翼にのって」以来の★5つですね。
今回は公開初日で、強風により電車が遅れ予定より1時間遅れて到着したら
日比谷シャンテで既に前から4列しか席がなかったという状況。
かなり、この作品、注目されているようですね。
ネット上でもかなり評判が良いですし、じわじわ広がっていくのでは?と思っています。




さて、この映画ですが、日本人の私たちから見たら普通に感動が出来ると思います。
でも、人種差別問題の渦中にある人たちからみたら、どんな反応なんだろうな、と
思ったりします。
でも、この映画、「信念の強さ」を教えてくれる映画なのかなと思います。
1960年代、まだまだアメリカの南部では黒人差別が根強くて、その文化を
女性が大学を卒業することが普通でなかった頃に大学を卒業したスキータが
信念を持って変えようとして行くところがすごいですね。
きっと、実際はこんなに簡単に、明るく出来なかったのかも知れませんけど、
この映画では少し明るく描かれているんですね。
普通の人は周りの目をどうしても気にしてしまうし、生まれ育ってきた場所の
文化は「正しいもの」と信じてしまうところがあるけれど、それを覆す彼女の
パワーと、そのパワーと勇気を信じて、最初の一歩を踏み出した黒人の
エイベリンの勇気は素晴らしいです。
ひどい目に遭いながらも、黒人のメイドたちの辛抱強さはすごいし、逆に
動き出した後の団結力や力はすごい・・・。
スキータと黒人女性たちの結束力、彼女たちが逆境から状況を変えていく様子
を見ていて、心を打たれたし、何度も涙が出てしまいました。
ご存知の通り、映画館では人目が気になって泣けない私が、結構ウルウル
泣いていたんですから、かなり心に突き刺さりましたよ、この作品。
脚本もしっかり書かれていて、2時間半近く映画があるのですが、長さも感じないし、
むしろもう1回見てみたい!!と思う作品でした。
まだ、上映始まったばかりなので、気になる方は是非、映画館で見て下さいね。







                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ