永遠の僕たち

原題:Restless

『ミア・ワシコウスカが瑞々しくてとってもよかったです。』

※画像は映画「永遠の僕たち」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
＜★の基準＞
★：時間と金返せ！
★★：レンタルDVD（ビデオ）で十分です。
★★★：まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★：お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★：超〜最高！オススメ！！もう１回スクリーンで見たい！

イーノックは、自動車事故で両親を亡くして以来、生きることを
諦めてしまった少年。
見知らぬ人の葬儀に、遺族のふりをして参列することが彼の趣味だった。
ある時、いつものように葬儀に参列していると、係員から問い詰められてしまう。
窮地を救ってくれたのは、以前、別の葬儀で出会った少女アナベル。
この再会で2人は互いに心を開き始める。イーノックは、事故の際の臨死体験を
きっかけに、ヒロシという第二次世界大戦で戦死した特攻隊員の幽霊が見える
ようになっていた。
家では、叔母とうまくいかず、ヒロシと遊んで過ごす時間が多かった。
ある日、彼は再会したアナベルを両親が眠る墓地に案内する。帰宅後、イーノックの
ことを姉のエリザベスに嬉しそうに話すアナベル。
そんな彼女の明るい表情に、エリザベスは心を軽くする。
実はアナベルは、ガンの闘病中だったのだ。
しかも、定期健診によって、一時収まっていたガンが再発していることが明らかになる。
自分の余命が3カ月であることをイーノックに打ち明けるアナベル。イーノックは、
彼女にヒロシの存在と両親を失った事故の経験を告白する。
やがて、自分の葬儀を自分でプロデュースしたいと告白したアナベルに、イーノックは
その準備を手伝うと約束する。
それからもデートを重ねて心を通わせる2人だったが、遂にある日、アナベルが倒れてしまう。
そのショックで自棄を起こしたイーノックは、両親の墓を掘り返そうとしてヒロシに殴られ、失神。
目覚めたのは病院のベッドの上。イーノックは、同じ病院に入院していたアナベルを見舞う。
最期の時が近づいた彼女と言葉を交わしていると、ヒロシが彼女のお伴をしようと現れる。
そして迎えたアナベルの葬儀。彼女自身がプロデュースしたセレモニーの最中、イーノックの心には、
彼女との思い出が走馬灯のように巡るのだった。

テーマが「迫りくる死とどう向き合うか」なんですが、主人公が十代で
大人に成長しきっていない2人なので、とってももどかしくて切ないんです。
イーノックは両親と交通事故にあい、自分が3ヶ月間意識を失っていた間に
両親が死に、葬式を執り行われ、両親と別れができなかったことで
空虚感を持っていて、人生に投げやりになっている。
そして、死の世界に一度踏み入れたことにより「ヒロシ」という日本人の
兵隊の亡霊が見えるようになってしまう。
アナベルはずっと入院ばかりしていたせいでいつも死と向かい合わせで友達も
いないので、空虚感を抱えている・・・。
2人が心の空虚感をお互いの存在によって埋めようとして、どんどん絆が深くなって
行くけれど、アナベルにリアルに死が迫っていて、お互いに短い時間の
中で濃い時間を過ごしていくんですが、その様子がとっても切なくて
いい感じでした。
「青春映画」と言う感じもするし、「迫りくる死とどう向き合うか」という
テーマが、あまり小難しくなく描かれているのがいいかな、とは思います。
アナベルを演じていたミア・ワシコウスカがとっても瑞々しくてカワイイ！！
彼女のちょっとレトロで、個性的なFasionもかわいかったし、彼女自身が
色白の透き通った肌の持ち主で、雰囲気がとってもかわいらしい。
私は最後はあまり泣けなかったのですが、映画館では泣いている人も
いたようで（周りですすり泣いている音がちょっと聞こえてました。。。）
ちょっと悲しい結末に泣けるかもしれませんね。
でも、最後のイーノックの見送り方が悲しくもあり、ちょっと素敵。
アナベルの死に関しては、納得できたからこその見送り方なのかなって思ったり
したのですが・・・。

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