「ツリー・オブ・ライフ」

yuko20602011-08-21

原題:The Tree of Life


『敬虔なクリスチャンじゃないと理解できない
 映画かも・・・(私がアホだからかもしれないけど)。』



※画像は映画「ツリー・オブ・ライフ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1950年代半ばの中央テキサスの小さな田舎町。
幸せな結婚生活を送るオブライエン夫妻と、彼らの子供である
3人の兄弟。
父は、信仰に厚く、男が成功するためには「力」が必要だと考えている
厳格な男。
母は、自然を愛で、子供たちに対しては精いっぱいの愛情を注ぎこむ
優しい女。
だが、3人兄弟の長男ジャックの心は、そんな両親の狭間で常に
葛藤していた。
大人になって「成功」したジャックは、深い喪失感の中、自分の人生や
生き方の根源となった、テキサスの小さな街で家族とともに過ごした
少年時代に想いを馳せる…。
「父さん、あの時の僕はあなたが嫌いだった…。」



この映画、2011年のカンヌ国際映画祭パルム・ドール
受賞したし、ブラット・ピット、ショーン・ペーンが出演している
ということで、CMを大々的に打ってますが、正直この映画、
日本人には受けない映画だと思います。
カンヌ国際映画祭でも、大喝采とブーイングと2つに分かれて
いたそうで、賛否両論な映画評価のようです。
日本では、ネットの評価を見ても「否」の評価が大きく上回って
いる印象ですね。
私・・というか日本には「キリスト教」が根強く息づいていないので
この映画、本当に分かりにくい作品だと思います。
おそらく、キリスト教の「創世記」が絡んでいる映画なのだと
思うのですが、主人公のジャックや母親が、神に向かって
苦悩をどうすればいいのか、人生は平等じゃないのか、等々を
語っている(頭・心の中で)シーンがあって、そこに自然界の
映像が被されているんですね。
もう、その辺が分かりにくい!!
前半のそういうシーンで睡魔に襲われ、数分寝ちゃいました・・。
普段、どんなにつまらない映画でも絶対に寝ないように
がんばりますが、今回ばかりは無理でした。
正直、「この映画いったい何を訴えたいんだろう?」なんて、
私みたいなアホにはそういう解釈しか出来ないわけですよ。
キリスト教の「創世記」がほとんど頭に入っていないから。
でも、きっと敬虔なChristianの人がこの映画を見たら、キリスト教
聖典が頭の中に入っているわけだから、もっと違った見方が
出来るんだろうな、というのは見ていて思いました。
かなり抽象的な映画の作り方をされていて、異文化の人には
理解を得がたい映画なのでは?と思ってしまいました。
そこで、カンヌ映画祭とは対象的に★2つにしてみました。
同じ、キリスト教聖典を題材にした「バベル」の方が、異文化
の人でも分かりやすい作品でよかったと思うんですが。
敬虔なキリスト教徒の方の感想を聞いてみたい気もするな、
この映画に関しては・・・。
多分、言いたかったことは「Life is unfair」ってことと、
「すべては神につながる」ってことかな・・と。





                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ