「ペーパーバード 幸せは翼にのって」

yuko20602011-08-20

原題:Pajaros De Papel



『Last Sceneは涙なくして見れないかも
(ちょっと甘めの★5つです・・・)。』



※画像は映画「ペーパーバード 幸せは翼にのって」
のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1930年代のマドリード
内戦からフランコ独裁政権へと20世紀のスペインが迎えた
悲しみの時代。
スペイン内戦によって最愛の妻子を失い、癒しがたい心の傷を
負った喜劇役者ホルヘ。
内戦によって全てを奪われたホルヘは、両親を失った孤独な少年
ミゲルと出会う。
亡くした息子と同じ年頃のミゲルとの出会いが、生きる希望も
気力も失くしていたホルヘの心に、生きることの意味と、未来への
希望を芽生えさせる。そして、
その出会いは、両親を亡くしたミゲルにとっても未来へとつながる
一筋の光となる。




スペイン映画ですね、この映画。
正直、ヨーロッパ映画って、かなり当たりハズレが大きい
と思うんですよね。
これ、私の個人的な意見なので「違う」と思う方は気にしないで
ください。。
私の中では、イギリス映画を除くヨーロッパの作品って、正直
「何を訴えたいのかよく分からない」作品があったり、逆に
ものすごく見ているほうの心を鷲掴みにするような作品があったり。
本当に、当たりハズレが真っ二つ!って感じなんですよね。
この映画って、後者の「見ているほうの心を鷲掴みにする」作品
ですね。
2011年、ここまで35本ほど映画を見ておりますが、正直、
今年はアカデミー賞受賞ものの映画も含めて★5つをつけるほど
「よかった!!」という作品がないんですよね。
今年は、この映画が最初の★5つのはず・・・。
映画はこれからもまだまだ見るつもりだけど、今年はいい作品が
全体的に少ないな、という印象。
そんな中で、この作品、完全に私の心を鷲掴みにしました。
そんなにこの映画、期待していなかったけど、逆にそれがよかった
のかもしれませんね。


ホント、脚本もしっかりしているし、戦前という時代背景を描いた
作品だけど、上手く出来ているんですよね。
この映画、私が過去に大絶賛したフランス映画
幸せはシャンソニア劇場から」とか、大ヒットした
ニュー・シネマ・パラダイス」とかそういう映画の雰囲気がぷんぷんします。
だから、これらの作品が好きな人は絶対に見たほうがいいです。
この映画も、1930年代のスペインの内戦の後の、貧しくて
人々が生きていくのが大変だった時代を描いているのですが、
その中でも、人々が一生懸命生きている姿を描いているんです。
家族ではないもの同士が、一緒に生きて、働いていくうちに
家族のような絆が生まれていく・・・。
Last Sceneは本当に、涙なしではみれません。
公開が始まったばかりなので、ネタばれなので書きませんが
すべてがLastに向かうために描かれていて、いい作品だと思います。
もし、これをみてこの映画を見たくなった方はぜひ見てください。





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