「愛する人」

yuko20602011-02-05

原題: Mother and Child




『重たい映画でしたが、ストーリーが良くまとまっていて
なかなか良い作品でした。 ちょっと甘めの★4つ(--;。』





※画像は映画「愛する人」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!





14歳の時、カレンは恋人の子供を身籠るが、母親の反対で娘を手放すことになる。
36年後。周囲との深いかかわりを避けてきた彼女は、介護をしながら一緒に暮らす
年老いた母に対して、素直に接することができないでいた。
職場で出会ったパコはそんな彼女を理解してくれるが、関係はうまくいかない。
だた、名前も顔も知らぬわが娘を密かに想い、届く事のない手紙を書き続ける日々。
一方、母親の愛情を知らずに育ったエリザベスは、弁護士として成功。
孤児であることを否定するように、物事に執着せずキャリアアップの人生を歩んでいた。
だが、彼女に予想外の出来事が起こる。同じ会社のボスの子供を妊娠してしまったのだ。
この出来事が彼女を変える。
今までのキャリアを捨て、産むことを決意したのだ。これにより、彼女はずっと閉ざして
いた母の存在を意識し始める。
その頃、カレンの母親が亡くなる。生前、母に対して本当の気持ちを伝えられなかった
ことを悔やむかのように、カレンは娘を探し始める。
同じ頃、黒人女性のルーシーは、愛する夫と家庭を築きながらも、子供を産めない体で
あるため、養子縁組を決意。教会に登録し、ある妊婦と巡り会う。
不意の妊娠で生まれてくる子供を養子に出そうとしていた女性だったが、実際に
生まれると子供を手放せなくなってしまう。
失意のルーシー。そこへ、登録していた教会から連絡が入る。それが、見知らぬ母と
娘を結びつけることになる。
若くして産んだ娘を手放したことを後悔しながら生きてきたカレン。
母の愛を知らずに、拒絶することが当たり前になっていたエリザベス。
母と娘の空白の36年間。決して重なるはずのない2人の人生を、一つの小さな命が
引き寄せようとしていた・・・。



この映画も先月から公開されていて、見たいなぁ〜と思いながらなかなか見れずに
いたのですが、前宣伝を見ていたりしていた以上にちょっと重たい映画でした。
ただ、話がいろいろ飛ぶ割に脚本が割としっかりしていたので、ストーリーは
わかりやすくて良かったです。
離れていても、親と子って似るものなんですかね。
お互いに人に対して素直になれなかったり、人の優しさを素直に受け止められ
なかったり、1人で生きていこうとする芯の強い女性でいようとする姿だったり。。。
が、似ていてそういう部分が描かれているのが、人間の本能というのか?・・・
そういう部分が垣間見れた感じがしました。
わきを固めているキャラクターもそれぞれ、悲しみや苦悩を抱えていて
傷つきながらも一生懸命生きている。
そんなキャラクターたちの様子も、この映画のスパイスになっていました。
ヒューマンドラマ・・・という感じで、「養子」というものがこの映画の
テーマになっていて、ちょっと重たい映画、という感じもしますが、
見た後「見なきゃよかった」と思うような暗さはなくて、むしろ、最後の最後に
少しだけ希望の光を見いだせるところが良いな、と思う作品でした。
かなりテーマは深いので、見る人によってはもっといろんなことを感じる
作品かも。







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