「ハーモニー 心をつなぐ歌」

yuko20602011-02-04





『気づいたら、いくつかのシーンで泣いてました・・・。』




※画像は映画「ハーモニー 心をつなぐ歌」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!





韓国・チョンジュ女子刑務所。お腹の子供を夫の暴力から守るために殺人を
犯し、服役中のジョンへは獄中で息子ミヌを出産。だが生後18ヶ月のみ養育
を許されている現行法により、
ミヌを育てられるのはあと半年であった。
身寄りのないジョンへは、子供を養子に出すことを決意。元クラブ歌手の
ファジャ、元プロレスラーのヨンシル、死刑囚のムノクたち在監者や
コン監守の温かな目に見守られながら、ジョンへは息子へ最大限の愛情を
注いでいた。
そんなある日、慰問に来た合唱団の歌声に感銘を受けたジョンへは、自分たち
も合唱団を結成しようと思い立つ。
半年間で成果を上げることを条件に所長から結成の許可を得た彼女は、成功
すればミヌと外泊してもよいという約束まで取り付け、早速メンバーを集めて
元音大教授ムノク指揮のもと練習を開始。
だが個性の強いメンバーたちの息はなかなか合わない。
そんな集団を救ったのは新しく収監されたユミだった。性的虐待を行う義父を
殺したユミは、母親の面会も拒否するほど固く心を閉ざしていたが、ムノクの
優しさに触れるうちに声楽科仕込みの可憐なソプラノを披露するようになる。
半年後、所内のステージ上には満面の笑顔で歌い上げる在監者たちの姿が
あった。
合唱団を成功に導いたジョンへは、ミヌとの特別外泊を許される。
しかしそれはミヌと過ごす最後の時間でもあった。
別れの日、新しい養母の腕の中で泣くミヌをガラス窓越しに見つめながら、
ジョンへは哀しみに襲われる。
4年後。いまや内外で実力を認められるグループへと成長した合唱団は、
クリスマスイブにソウルで開かれる全国合唱大会に招待される。
ある者は家族と会える機会に胸を膨らませ、ある者は来て欲しい人に声を
かけられないまま、遂に大会当日がやって来た。
愛しい我が子へ、母へ、彼女たちの想いは無事に届くだろうか。




この映画、かなり前から映画館で前宣伝を見ていて、とても見たかったの
ですが試写会の日程が合わず、映画館で見ることとなりました。
銀座シネスイッチのレディースデイを利用してみてきました。
レディースデイの割に満席になっていませんでしたが、90%くらい席が
埋まっていたのでじわじわ評判が伝わっているのかもしれませんね。
この映画、とても泣けるという前評判だったし、話もよさそうだったので
期待して見に行きました・・・。
でも、映画館で泣けない私が、泣けないだろうな、とは思っていたのですが
気づいたらいくつかのシーンで涙が出ていて、泣けました。
涙腺が弱い方は、この映画ちょっと要注意かも知れませんね。
韓国ってこういうとてもいい映画を作るんだなぁ!と感心してしまいました。
12〜3年前、韓国政府が映画文化を盛り上げようと国を挙げて力を入れてきた
結果が、こういう素敵な映画をどんどん生み出しているんだな、と改めて
思いました。
この映画、実話をもとに作られたということなのですが、刑務所の受刑者に
自由が無くて、犯罪者という事だけで差別をされてしまったりするのですが、
いろんな事情があって、犯罪者になってしまっていて、ちょっとした
事故のようなもので犯罪を犯してしまった人もいるし、出てくるキャラクター
たちに感情が移入されてしまいました。
主人公のジョンヘの息子への深い愛情の物語も素敵だし、合唱団がどんどん
上手くなっていて、最初はどうしようもなく歌が下手なのに、美しい歌が
奏でられていき、周りの人も状況も変わっていく様子がとてもよかったです。
受刑者たちが、本来持っている優しさとか仲間への思いやりを合唱団を
通して出てくるところも描かれていていいですね。
そして、受刑者だと言うことで本当の意味での自由がないというジレンマが
描かれていますが、その辺も涙を誘いますね。
音楽も素晴らしいし、是非この映画をたくさんの人に見てほしいな、と
思いました。






                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ