「Morning in Rio」 Sergio Mendes

yuko20602011-01-29




やっと!やっと!このシリーズ80まで来ました。
あと、20枚CDを本当にご紹介できるのだろうか?
本当に不安です(笑)
もし、その日が来たら私はPCの画面の向こう側で1人ガッツポーズを
しているものと思われます・・・。
その日を夢見て、そして完全に「目標達成」という自己満足のために
続いているシリーズのような気もしますが(笑)少しでもここを覗いて
いらっしゃる皆さんのCD購入のご参考にでもなれば、そしていい音楽を
ご紹介できれば幸いです。


さて、今回はラテンのアルバムをご紹介しようと思います。
このアルバムは2008年の2月に発売されたCDで、私自身がこのCDを手にした
のは2009年のことでした。
このアルバムの1作前「Timeless」が結構ヒットして、このアルバムもかなり
売れているということで、気にはなっていたのですが何となく
Black Eyed PeasのWill I amがProduce、コラボとのことだったので、その
影響で売れているだけなんじゃないか?と若干疑ってかかっていたので(苦笑)
何となくCDを買わずにいたんですよね。
いつも聞いているJ-WAVEの「サウージ・サウダージ」というラジオ番組の
「年間ブラジル音楽大賞」でも上位に食い込んで来ていたはずだし、さらに
ちょっと試聴してみたら、なかなかいいじゃないですか!
買ってから意外としばらくヘビーリスニングしてしまっていました。



Sergio Mendesって昔からいろんなアーティストとのコラボが上手い人だ
という話は聞いていたし、その時代その時代の音楽を取り入れるのが
上手い人だという話ですよね。
このCDも本当によい作品だと思います。
ブラジルのスタンダードナンバーを上手く取り込んでいますね。
正直、Black Eyed PeasのWill I amということで、かなりHip Hop色が
強い作品になってしまうんじゃないか・・と思ったのですが意外や意外、
上手くBrazilian MusicとHip Hop、Soul系の音楽が融合していますね。
Will I amの才能にこの作品で驚かされました。
全体的に若干打ち込み色が強い気がしますが、もともと近年のSergio Mendes
の音楽はコンピューター系の音なども取り入れていたようなので、あまり
違和感がない気がします。
実は前作「Timeless」も聞いたのですが、こっちはちょっと
Black Eyed PeasのHip Hop色がちょっと強すぎでどうかな?と思ったのですが、
この「Morning in Rio」はそこまでHip Hop色が強くなくて、逆にいい意味での
「音楽の化学反応」と言う感じで新しい音楽が生まれている感じがしました。
1曲目の「Look of Love」からやってくれますね!
同じBlack Eyed Peasの紅一点FergieをFeaturingしているのですが、これが
また、ラテンフレーバーとHip Hopの要素が上手く融合していて、楽しくなれる
曲に仕上がっています。
また、2曲目の「Funky Bahia」や「Waters of March(三月の水)」はSambaの
要素も取り入れながら、Hip Hopにかつ、ブラジルの雰囲気も上手く融合させて
いていい感じです。
特にBossa NovaのStandardナンバー「Waters of March(三月の水)」が、
こんなアレンジで新たに生まれ変わってしまうんだーー、と驚きました。
6曲目「Lugar Comum」でFeaturingされているのが、ドリカムの吉田美和さん。
これにはちょっと驚きましたが、この曲もいいですねぇ。
全体的にかなり出来がよい作品で、ラテンをあまり聞いたことのないHip Hop
好きな人も楽しめると思うし、逆にHip Hopに抵抗のある人、ラテンFanでも
楽しめる作品だと思います。
私的にはこのCD、かなりイチオシですね。







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