「ワンダーランド駅で」

yuko20602010-12-19

原題:Next Stop Wonderland



『12年前の作品ですが、ずっと心に残っていた映画です。』





※画像は映画「ワンダーランド駅で」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




ある日突然、恋人に振られた看護婦のエリン。
男なんて、と強がっても落ち込む気持ちは変わらない。
心配した母親は、新聞に恋人募集の広告を勝手に載せる。
だが、そこで出会う男性もピンと来ない。
一方、水族館でボランティアで働くアランは、海洋生物学者
目指して勉強中。そんな2人の共通点は、ワンダーランド行きの
通勤電車に乗ることだけ。
駅やカフェ、水族館などで、2人は何度もすれ違いを繰り返すが…。



この映画、いつかこのBlogでご紹介しよう、と思いながらずいぶん
時間がたってしまいました。
この映画が公開されたのは1998年。もう12年も前のことなんですね。
私はこの映画のサウンド・トラックに2曲参加しているVinicius Cantuaria
というブラジルミュージシャンの公演が映画の公開前にBLUE NOTE
で行われ、更に2nd Stageの後、この映画が見られるということがありました。
それで、映画をとっても見たかったし、ライブもタダで見れるなら、この上ない
ことはない!!ということで、このライブの招待券を当てて、ライブと映画を
見にいったのです。
ライブはあまり覚えていないけど(苦笑)、映画はずっと「ステキな映画だな」
と覚えていて、またいつか見たいなぁ〜と思っていました。
しかし、レンタルDVDにマイナーすぎておいていなかったので、先日ついに
購入しました。
サウンドトラックは映画を見た後、すぐに購入していたんですけどね。


この映画、とにかく音楽がとーーってもステキです。
OpeningからAntonio Carlos Jobimが演奏する「Desafinado」から始まり、
終始、Bossa Novaが流れています。
Bossa Novaのために作られた映画、と言っても過言ではないかもしれない
ですね。
私もDVDを購入して初めて知ったのですが、この映画、ずっとブラジル映画
だと思っていたのですが、アメリカ映画だということを知ってちょっとビックリ
しました。
ストーリー自体は、凝ったものではないですし、B級作品と言われるかも
しれないけど、とても見やすい作品です。
かけっぱなしにしていてもいいくらいの作品かも。
そして、何より主人公のエリンとアランがものすごく近くに何度もいるにも
関わらず、最後の最後まで会うことが出来ないんです。
こんなラブストーリーってかつてあったかなぁ?って思うんですよね。
だから、最後の最後までとーーてももどかしいんです。
でも、人間模様がアメリカっぽくもあり、現実的でもあり、いろんな登場
人物のセリフが重ねられて物語がつむがれている感じです。
正直、アメリカ映画っぽくない、どっちかと言うとフランス映画っぽい雰囲気が
漂っていて、オシャレです。
また、主人公エリンを演じているホープ・デイヴィスがとってもかわいらしい
女優さんで(この映画以降、あまり映画に出演していないようですが・・・)
それもこの映画を気に入った理由かもしれません。
この映画、好きな人は好きだと思うけど「つまらない」と思う人はつまらないかも。
個人的には12年以上前に見て心に残っていたくらいの作品なので、本当に
ステキな映画です。
よかったら、どこかでDVDを手にしてみていただけると嬉しい作品ですね。
特に、Bossa Novaを聞いてみたいけど、何を聞いていいかわからない人は
この映画を見ながら音楽をチェックして、サントラで曲を探してみるといいかも、
と思いますね。






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