「ノルウェイの森」

yuko20602010-12-18




菊池凛子の「直子」は相当無理があったなぁ・・・。』



※画像は映画「ノルウェイの森」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




高校時代の唯一のキズキを自殺で失ったワタナべは、新しい
生活を求め東京で大学生活を送り始める。
ある日、ワタナベは偶然にキズキの恋人だった直子と出会い、
毎週直子と東京の街を散歩するようになる。
しかし、直子の20歳の誕生日、精神的に不安定になった直子と
夜を共にする。
それ以来、ワタナベは直子と連絡がとれなくなってしまう。
さらに喪失感が深まり心を病んだ直子は、京都の療養施設に
入所していたのだ。直子に会いたくても会えない状況の中で、
ワタナベは大学で春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物の
ように瑞々しい女の子・緑と出会い緑にも惹かれていく・・・。




村上春樹の「ノルウェイの森」は世界的に大ヒットした小説
ですよね。
どうしてこの小説がそんなに世界的にヒットしたのか、本を
読んでいないので小説の世界を知りたくて、普段、滅多に
見ることがない邦画を見てしまいました。
正直、俳優陣が日本人で、日本語で映画が進んでいくけど、
邦画っぽくないなぁ〜という映画でしたね。
映像がきれいだし、いい作品なんだけど、ハードカバー2冊の
小説を無理やり2時間ちょっとにまとめるにはかなり無理があった
のかなぁ〜と想像します。
その辺はハリーポッターシリーズと同じなんですかね。
「え、ここでどうしてこういう場面に変わるの?」という場面の
展開があったりして、原作を読んでいないと分からないのかなぁ〜
なんて思ってしまいました。
音楽もちょっと「ここにこういう曲を持ってくるか・・・」という
シーンがいくつかあったのも残念でした。
それと、菊池凛子の配役はかなりミスだったような・・・。
現在29歳のようですが、年齢より老けているし、松山ケンイチ
相手役はちょっときつかったような気がしました。
演技が上手いんですけど、アップにしたとき、シミとかが写って
いて、あちゃーーと思ってしまいました(汗)
それと、結構俳優陣のセリフが棒読みっぽかったのが気になって
しまいましたね。



あと、この映画、1ヶ月くらい前にTVでやっていましたが、
The Beatlesの楽曲を【主題歌】として使用した世界で4本目!!!
の映画なんだそうです。
なかなかThe Beatlesの楽曲(彼らが歌っているそのも)を【主題歌】
として使用することに許可が下りないらしく、(挿入歌としては許可
がまだ下りやすいようなんですが・・・)、1年以上交渉してやっと、
許可が下りたそうです。
映画・小説のタイトルが「ノルウェイの森」と言うくらいだから
この楽曲が主題歌にならないと、映画が成立しないとのことで
かなり交渉した、と言う話でした。
しかし、その割に映画のエンドロールでThe Beatles
「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」が流れてくるんですが、
映画の途中、直子がいる施設にワタナベが会いにいって、直子の
面倒を見ているレイコがギターの弾き語りでこの曲を歌う以外
あまり、この曲が絡んでいないんですよね・・・。
本当は、小説の中ではこの曲が重要なシーンで絡んでいるんでしょうか?
この答えは、私が本を読んで見つけるしかないんでしょうけどね。
今度ゆっくり読んでみようと思います。
それと、あくまで私の想像ですが、この映画、ベトナム出身のフランス
在住の監督によって映画化されたわけですが、彼はきっと日本語で
この作品を読んでいないですよね。
翻訳本で読んでいるんでしょうけど、もしかしたらその翻訳本
自体が日本語のニュアンスや言葉に含まれたたくさんの意味を上手く
伝えていない可能性もあるのかな?とも想像してしまいました。
(外国小説が日本語になるときも往々にしてこういう現象がある
 と思うのですが・・・)
その辺の影響はどうなんでしょうか??






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