12/14 Sam Moore@BLUE NOTE

<Member>
Sam Moore(vo) 、
Callaway(vo) 、Naomi Margolin(vo) 、Tabitha Gail Fair(vo) 、
大野 清(sax)、橋本 佳明(tb)、Crispin Cioe(sax) 、
Larry Etkin(tp) 、James Dower(key) 、Mark Newman(g) 、
Ivan Bodley(b) 、Tony Lewis(ds) 、Omar Martinez(per)




<Set List>
1. ??
2. Peter Gunn
3. Gimme Some Lovin
4. ??
5. Rock Steady
6. Hold On, I'm Coming
7. Don't Play That Song
8. I Take What I Want
9. Looking For A Love
10.Together We Are Strong
11.I've Got News For You
12.I Can't Stand The Rain
13.None Of Us Are Free
14Blame It On The Rain
15.Come On, Come Over
16You Are So Beautiful
17.I Thank You
18.Soul Man 〜 Dance To The Music
19.Higher And Higher



*今回、めっちゃ長いっす、この日記。


Sam Mooreといえば・・・和田アキ子さんですね。
彼女があこがれているSoul Singerといえば、Ray CharlesとSam Moore。
彼女が一昨年くらいにNYのアポロシアターでライブを行ったときも
Samが駆けつけ、一緒に歌っていたようです。
この話をすると「あぁ〜」って思う人も多いかしら。


さて。
2008年の東京JAZZで彼のパフォーマンスを見て以来、
絶対、次回、来日公演があったら見に行くぞ!と思っていたら2年4ヶ月も待つ
ことになってしまった今回の来日公演。
ものすごく楽しみにしていましたよーーー。
Blogのコメントはあの時、あまり書いていないけど、やっぱりあの東京JAZZの
ステージはとっても楽しかった!
東京JAZZ2008の放映分のDVD、時々見ちゃいますから。
(私が結構写っているから、っていうのもありますけど(笑)でも、やっぱり
Sam MooreとSly & The Family Stoneのステージは非常によかった!!)
今回もSoulの真髄を、年齢を感じさせないPerformanceで見せてくれるの
かなとわくわくしながら見に行ってきました。
この日は、1日1公演のみということで、いつもより長くShowをやってくれる
だろうと言う話も聞いていたので、余計に期待していました。
案の定、前日の1stステージより5曲、2ndステージより3曲、多く演奏して
くれたので、このステージを選んでよかったです(^-^)v
今回は、整理番号2番だったのですが、1番の方たちが2列目の左側に
行ったので、迷わず最前列のど真ん中をGet・・・(笑)



最初の5曲はSam Mooreが登場せずに演奏。
今回のメンバーもほぼ東京JAZZの時と変わっていなくて、コーラスの
女性陣が変わっただけという感じ。
バンド自体も良くまとまっていて、皆歌うたっても上手いし、いい感じでした。
最初の2曲はインストで、1曲はPercussionの人の歌で、あと2曲はコーラスの
女性陣3人が登場して歌ものを披露。
前座が長くて「いつになったら出てくるんだ??、大丈夫か??」とドキドキ
してました。
でも、最初のインストはよかったし、女性陣も歌が上手かったのでそれぞれ
楽しませてもらえたんですが。
やっと6曲目の「Hold On, I'm Coming」の長い前奏が始まり、後ろからやっと
Sam Mooreが登場。
ここから、立つ気満々だったので、スタンディングオベーションでSamを迎えた
にも関わらず、周りが座ってしまったので、仕方なく、座って大人しく見てました(笑)
東京JAZZの放映の時のインタビューにもあったけど、音楽をジャンルで分けるのは
嫌いだし、自分はシンガー!だと言って
いたけど、この人、本当に歌が好きで、音楽が好きなんですね。
本当に楽しそうにステージで歌っていて、かわいい(失礼!!!)顔をしていて、
見ているこちらも楽しかったです。
そして、「Soul」を感じさせ、年齢を感じさせないPerformanceに完全に
引き込まれました。
私が結構ニコニコ見ていたせいか、途中で何度も突っ込まれました・・・。
9曲目の「Looking For A Love」では、女性ボーカル陣とちょっとした寸劇あり、
会場のお客さんにサビを歌わせるコーナーあり・・で盛り上がってました。
この曲、彼が一番最近リリースした「Overnight Sensational」というアルバムに
収録されている曲だったので、昔のSam & Dave好きだけどあまりSamのソロ作品
を聞いていない、と言う人が多かったのか?、歌えない人が多かったです
Samがガクっとかなっていたのがちょっと笑えました・・・。
14曲目の「Blame It On The Rain」は前日のどちらのステージでも演奏されて
いなかった曲で、更に「Overnight Sensational」でメインとなる曲だったので、
とっても聞きたかったので演奏してくれて嬉しかったです。
こちらも途中、サビのところを会場のお客さんに歌わせると言うシーンがあり
さすがに英語でセンテンス長すぎるし、そんな無茶振り・・・と思って笑って
いたらSamに「何で、君はそんなに笑うんだ!」と突っ込まれました・・・(汗)。
案の定、会場内歌えないお客さん続出で、ぐちゃぐちゃ・・・。
Samもさすがに大笑いしてました。
この後、1曲挟んで、奥さんのJoyce Mooreが登場。
東京JAZZでもMCやってましたね。
彼女が、若干冗談ぽいような会話をはじめ、Samが食いついたところ、
「No, I'm Serious!!」と話を始め・・・何と!昨年惜しくも58歳で亡くなって
しまった忌野清志郎さんの写真がカウンターに飾ってあって、奥様とお子さんが
見に来ている、清志郎のSoulがここにいるわよ・・・と会話を始めました。
2006年に初めてBLUE NOTEに来日した時はガンに侵されて声が出ないにも関わらず
ライブに乱入してくれて、2007年の来日の時は一緒に歌ってくれた(=後ほど、
おまけでその映像を貼っておきますのでご覧ください)、それなのに、亡くなって
しまって悲しい、とJoyceが紹介。
Samがご家族に向かって挨拶。
1960年代から彼のことを知っている旧知の友なので、本当に残念だとコメントし、
そして、彼のために・・と「You Are So Beautiful」を歌い始めました。 
Samの目にはうっすら涙が浮かび始め、清志郎さんを
思い出すように、いとおしむように歌い上げ、曲の後ろに向かうほど、
Samの目がどんどん潤んできて・・・涙をこらえる
ように歌ってました。
歌がとってもよかったのもあるけど、見ているこちらも涙が
出て来てしまいました。
その後、Sam & Dave時代からの「看板」曲の1つ、「I Thank You」
いつもなら、この曲の前奏で「Everybody get up your seat,
put up your hands and you arms together・・・」っていうセリフ
があるんだけど、Sam自体が目を潤ませたままこの曲に入ってしまったので、
Everybody get up your seat!のセリフがなく、立ちにくかった!!
本当はこの曲から立ちたかったけど、私たちも清志郎さんへの思いをちょっと
引きずったまま曲を聴いてしまい、もったえなかったな。
ここで、一息おいてから、曲に行って欲しかったです。
この後、「Soul Man」!!
ここで立たなきゃもう、ムリ!と思ってまた仕掛けました。
そうしたら、Samがビックリした顔をしていて、結構、他のお客さんも
立ってくれてめちゃくちゃ盛り上がりました。
サビの「I'm A Soul Man」のところで、Samの方に手を上げていたら、他の
お客さんも一緒にやってくれて、盛り上がってよかったです。
この曲からそのままSly & The Family Stoneの「Dance To The Music」へ。
友人がSamのマネをしていたら「No!No!」と突っ込まれ大笑い。
途中のところから、原曲と同じ手拍子をしていたら、Samに「いいねぇ〜」
と突っ込まれ、そのリズムが採用されましたーー。
大盛り上がりのまま、ライブ一旦終了。
Joyce Mooreさんがまた登場して、東京JAZZでも言っていた
「Sam Moore, Some More?」を3回くらい繰り返し
(これって、韻を踏んだシャレですよね、英語での)、アンコールに突入。
こちらも大盛り上がりでライブ終了しました。
ホント、ものすごいよいライブでした。
絶対また、次回の来日公演に足を運びたいです。
その前に、75歳のSamなので、これからも元気でいて欲しいですね。





おまけ。
Sam Mooreと亡くなった忌野清志郎の共演映像。
ここに、Samが「You Are So Beautiful」で
「Dedicated To Kiyoshiro」と言っていた理由がSamの
口から語られています。
BLUE NOTEで2007年にこんなハプニングがあったんですね。
生で見たかった・・・。



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