「Walk With Thee In New Orleans」 noon

yuko20602010-12-09





今回は、日本人JAZZ Vocalistのnoonちゃんのアルバムをご紹介しますね。
noonちゃんのアルバムは、このシリーズで1枚紹介しておりますが、
1st Albumですね。(その内容はこちらです。)
noonちゃんのFanの間では、「1stアルバムは素晴らしかったけど段々出せば
出すほどイマイチ・・・」という評価も聞こえてきております。
しかし、このアルバム、私的にはかなりよい作品だな、と思っております。
ヘビーリスニングシリーズでもご紹介した1st Album「better than anything」
Soul Bossa Trioゴンザレス鈴木氏がnoonちゃんのよさを余すところなく
引き出したすばらしい作品だったと思います。
ちょうど、1st Albumが出た頃、Norah Jonesもブームになっていて
「癒し系JAZZ」が流行っていたころだったのでその辺にも上手く乗っかって
いた感はあったかな、とは思いますが1st Albumの出来栄えは非常に
よかったと思います。
2ndアルバムは彼女のSelf Produceで、1st Albumが「紅茶」なら、
2nd Albumは「Coffee」という感じのカラーで、彼女の透明感のある
歌声を完全に生かしきれていないかな、という感じは若干していました。
そしてクリスマスアルバム、その後の「Smilin'」を経てこのアルバム、
なかなかよい作品だと思います。



またまたFanの間では賛否両論ありそうですが、彼女の「MusicHero」の
1人であるTp Playerの「リロイ・ジョーンズ氏」をProducerに向かえ、
Jazzの本場であるNew Orleansでレコーディングしただけあって、今までの
彼女のColorにない新たな色が出ていていいと思います。
このCDの全編でTpを吹いているリロイ・ジョーンズ氏のTpは本当にいなたい
音がしていて、哀愁が漂っていますね。
1曲目のOpeningからリロイ氏のTpが余すところなく響かせていていい感じです。
JazzのStandardナンバーばかりを集めている作品ですがリロイ氏の昔ながらの
Jazzを髣髴とさせるNew Orleans Colorとnoonちゃんのゆったりとさせる
柔らかい雰囲気が意外にもマッチしていて、よいです。
相変わらず「邪魔にならない音楽」感は存在していて気構えずに聞けるJazz
ですね。



個人的には
1. IT MIGHT AS WELL BE SPRING
2.ON THE STREET WHERE YOU LIVE
7.'TIS AUTUMN
8.IT'S All RIGHT WITH ME(M / L:Cole Porter
10.A SONG FOR YOU(M / L:Leon Russell)
12 恋しくて


この6曲がとても好きです。
特に、「恋しくて」は、歌詞の切なさとこのアルバムのアレンジ、
noonちゃんの声、リロイ氏の鳴きのTpがとっても合っていてよいです。
noonちゃんは、このアルバムでまた新たな境地を開いたな、と言う感じ
がしました。






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