「What a Night! A Christmas Album」 Harry Connick,Jr

そろそろあちこちでクリスマスソングが聞こえる季節になってきましたね。
このBlogでも何枚かクリスマスアルバムをご紹介していますが、昨年は
ご紹介せずじまいに終わったので、今年はこのアルバムをオススメしたいと
思います。

昨年リリースされたHarry Connick, Jrのクリスマスアルバム。
実は、Harry Connick, Jrのことは名前も、俳優としても知っては
いたけれど、彼の音楽をちゃんと聴いたことがありませんでした。
「音楽ライター目指していた」とか、「Jazzとか聴いている」とか散々公言
している割に、意外と古いアーティストをちゃんと知らないバカ者です。
はい、それは自分でもよーーく分かっていますので、本当はこんな公の
blogで私がCDを偉そうに紹介するのもどうかと常々思ってはいるん
ですけどね（苦笑）
前から、彼の音楽は聴いてみたい、とは思っていたのですがなかなか
機会もなく時が流れ・・・昨年このCDをとあるCD屋の試聴機で聞き、
「お！いいじゃん！！」と思って購入しました。
「天は人に二物を与えず」と言うけれど、この人って甘いLooksと、
Musicianとしての才能を与えられたうらやましい人ですね。
俳優としても成功しているし、Musicianとしても成功しているしすごい
人だな・・・と思います。

意外にも彼にとってこのCD、3枚目のクリスマスアルバムなんだそうです。
他の2枚を知らないので何ともいえないですが、このアルバム、かなり
出来がいいと思います。
Jazz Big Band、オーケストラををバックに歌っているのですが、どこか、
ディズニー映画でも見ているんじゃないか？と思わせてしまうような、楽しくて
奥行きの深いサウンドが繰り広げられています。
それに、Harryの甘ーーい声でクリスマスソングを歌われたらMood満点だし、
いいですねぇ。
選曲は本人のOriginalと、他のアーティストのカバー、そしてクリスマスの
スタンダードと言う感じで程よいバランスだと思います。
初めて聞くOriginalも楽しく聞けるし、誰でも知っているクリスマスの
スタンダードは「こんなアレンジもありね」と新たな曲の魅力を発見できるし、
他のアーティストのカバーはそれはそれで「こういう曲もあったのね」と
言う発見も出来てとてもバランスがいいと思います。
クリスマスアルバムが全部スタンダード曲で固められている必要もないし、
こういうアルバムも時にはいいんじゃないかな？と思います。

個人的には
1. It's the Most Wonderful Time of the Year
2. What a Night!
4. Have a Holly Jolly Christmas
9. Winter Wonderland
10. It's Beginning to Look a Lot Like Christmas
この5曲が好きですね。

1曲目と10曲目は、Frank Sinatraを髣髴とさせるサウンドで王道の
Big Band Jazz！と言う感じのサウンドでいいです。
9曲目の「Winter Wonderland」では、彼の次女、レコーディング時は若干
10歳だったKateちゃんが親の才能を引き継いだ！と言わんばかりの歌を
聞かせていて、すごいです。
曲の前半のHarryの大人なアレンジ、後半の娘のSwingin'なアレンジと
いう対照的なアレンジになっていますがとても面白く聞けます。
クリスマスをちょっとオシャレに楽しく出来るCDかな、と思うのですが、
今年のクリスマスにぜひ、聞いてみてください。

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