「Transatlantic RPM」 Incognito

yuko20602010-11-18





昨日に引き続き、2010年最も聞いたCDの3枚のうちの最後の
1枚をご紹介します。
今回ご紹介するのは、私が個人的に好きなアーティスト
Best3に入るほど大好きなIncognitoの新譜です。
今週、ちょうどBLUE NOTE TOKYOで来日公演もやっている
最中ですので、ご紹介しようと思います。



正直、Incognitoのアルバムって、個人的な感想ですが
「いいアルバム→イマイチ→いいアルバム→イマイチ」という
連続だったような気がします(苦笑)
前作「Tales From The Beach」の出来がよかったしこのCDのタイトル
Transatlantic RPM」と聞いた瞬間「もしかして、今回Trans系に走った?」
と思ってしまい(笑)あまり期待していなかったんですよね。
ところが・・・CDがリリースされ手にして聴いた瞬間「ヤバイ!これは
よいぞ!!」と完全にいい意味で期待を裏切られました!!!
いや〜1曲目のBoz Scaggsの「Lowdown」からものすごくカッコイイ!!
じゃないですか。
で、私もちゃんと英単語の意味をわかっていなかったのですが


Transatlantic」という英単語の意味は
1 大西洋を横断する
2 大西洋の向こうにある



という意味で、実はこのバンドのリーダーであり、Producerであるブルーイが
このバンドを始めたこと、Acid Jazz Movementが始まっていったこと・・・
等々が隠されているアルバムでもあったんですね。
もともと、Acid Jazzってイギリスで70年代〜のSoulやJazzをClubでかけていて、
もちろんDJが踊れるようにMixを施してかけていたわけで、そのうちそういう
音楽を自分たちで作ってみようと言うことで始まったらしいんですね。
だから、Acid Jazz自体がアメリカ音楽への憧れ等々から始まっていて、
Incognitoも昨年30周年を迎えて、Soul MusicへのRespectを込めた作品でも
あるんですね。



ゲストも、ブルーイが最もあこがれているVocalistChaka Khanが1曲目の
「Lowdown」でイタリア人Vocalistマリオ・ビンディとDuetしているし、さらに
8曲目の「The Song」で野太い歌声を聞かせていますね。
更にこの曲ではEarth, Wind & Fireの元ギタリストのAl Mackeyもギターを
弾いていて、ブルーイの「Music Hero」たちがたくさん登場していて、30周年に
ふさわしいアルバムとなっていると思います。
アルバム全体もFunkyで踊れて、Acid Jazz特有のClub Music感があって、更に
ちょっとオシャレな感じは失っていなし、Slowな曲もそれはそれでいいんですね。
それと、Incognitoの真骨頂「コーラスワーク」これも見事に随所で披露されて
いてすばらしいです。
このCD、Incognitoの代表作の1枚になるのではないかしら?
Club Music系、Soul、Funkなんかがお好きな方にはオススメです。




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