「Never Can Say Goodbye」 Traincha

yuko20602010-11-17





昨日に引き続き、2010年最も聞いたCDの3枚のうちの1枚を
ご紹介します。
今回ご紹介するのは、あのMichael Jacksonのカバー集です。
このCDのことは、今年の4/18の日記で「BLUE NOTEの来日公演
が中止になった!」と泣いていた時にちょっと触れて
いますが・・・。
せっかくなので、ご紹介したいと思います。



ここで宣言しておきますが・・・私は先日、ご紹介したテリー伊藤氏の本
「なぜ日本人は落合博満が嫌いか」の中にもあったのですが、
日本人の傾向としてあげられる「亡くなってからその人の素晴らしさに
気づき、我も我もと飛びつく・・・」
そう、昨年亡くなったMichael Jacksonの現象についてもテリー氏は
痛烈に批判していたけれど、その現象にまさにハマっている、
死んでから「Michaelってすごい人だったんだ」と気づいたバカ者の1人です。
でも、Michaelに関しては子供の頃からちゃんと彼の音楽を聴くチャンス
もなかったし、私自身が音楽バカになった頃には、既にMichaelは
第一線から消えていて「過去の人」になっていて変な人としてしか
報道されないような状況だったんですよね。
だから、彼の音楽の本当のよさを知るチャンスもなく、報道に踊らされた
格好で知る由もなかったことだけは言っておきます。
でも、ばか者の1人であることは大いに認めてますけどね。
昨年日記でも「今更ながらMichael Jackson」なんて
記事を書いているくらいですからね。



さて・・・ちょっと脱線しましたが、TrainchaのこのCD。
このCDの日本盤のライナーノーツに書かれているのですが、Traincha
自身が1996年にオランダで「Total Touch」というグループでデビューし、
デビュー当時オランダで行われたMichael Jacksonの公演のOpening Act
としてライブを行い、Michaelの音楽に間近で触れたことにより彼の
Performanceから「どうしたら歌に魂を注入することが出来るのかを
教わった」と言っているそうです。
また、「このCDはTributeアルバムではない、Michaelの音楽には何も
加える要素がないほど完璧だし、彼自身もTributeされることを望んで
いないと思う。このアルバムはMichaelへの愛や感謝の思いを閉じ込めて
いるだけ」と語っています。


私もすべての原曲を完璧に聞き込んでいるわけではないし、知らない曲も
何曲かあるので、あまりえらそうなことは言えないのですが、このアルバム、
ほぼ全編、ギターと歌だけで作られていて、自宅のスタジオで録音された
らしいのですが、すばらしい出来だとおもいます。
Michael Jacksonのアコースティックカバーアルバム」の一言で片付けて
しまえば、それまでなのですが、実はよく聞いてみるとこのCD
「Simpleにかつ、原曲のオリジナリティを壊すことなく自分のColorを出す」
ことをやってのけているんですよね。
これって、Cover Albumで1番難しいことなんですよね。
でも、Traichaはこのアルバムで見事にそれをやってのけていて
すばらしいです。
Trainchaのハスキーな歌声も曲にとても合っているし、女性が歌う
Michael JacksonのカバーCDというのも改めて聞いてみると新鮮なんじゃない
でしょうか?
このアルバムでもTrainchaのパートナーとしてギターを弾いている
Leonardo Amuedoのギターは、見事!としか言いようがないですね。
時には曲の美しさを、ノリノリの曲はギター1本でGroove感を表現していて、
すばらしいです。
この2人のコンビでなかったらここまで「Simpleにかつ、原曲のオリジナリティ
を壊すことなく自分のColorを出す」ことの出来たCDには仕上がっていなかった
かもしれないですね。


個人的には
1. Never Can Say Goodbye
5. I Want You Back
7. I Just Can't Stop Loving You
8. Don't Stop Till You Get Enough/Working Day & Night/Wanna Be Startin' Somethin'
10. Rock with You
13. I'll Be There
この辺りが好きですね。


初めてBLUE NOTEの公演案内で「I Want You Back」や「I'll Be There」が流れていて
「いいなぁ〜」と思って気になったのですが、ライブを見ることになり、CDを買って
本当によかったな、と思っています。
このCD、ぜひオススメなので聞いてみてくださいね。
あと、出来たらMichael Jacksonの原曲とも聞き比べてみるとよいかも。






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