10/26 Beegie Adair@Cotton Club


<Member>
Beegie Adair(p)、 Roger Spencer(b)、 Marcus Finnie(ds) 、


<Set List>
1. Shall We Swing A little
2. How Deep Is Ocean
3. Another Spring
4. ?
5. ?
6. ?
7. いい日旅立ち
8. You And Night Music
9. Autumn Leaves
10.Caravan
11.Take The "A" Train



Enc.
1. Will Be Together again





JAZZで1万枚CDが売れたら「驚異的なセールス」ということになるらしい。
確かにJ-POPに比べて「大人の音楽」とかいろんなイメージで聞いている
人口は圧倒的に少ないだろう。
山野楽器銀座本店でその「驚異的なセールス」を誇ったのがこの
Beegie Adair。
日本でのデビュー作「My Piano Romance」が山野楽器銀座本店のJAZZ
フロアで紹介されると、じわじわと売れて行ったらしい。
正直、山野楽器銀座本店のJAZZフロアの店員さん達は、他のCDショップ
チェーン店のJAZZコーナーの人たちと違って、JAZZ好きな人が多い。
数年前まで(ここのところもっぱらCDはタワレコオンラインでしか買わないけど)
山野楽器銀座本店のJAZZフロアを御用達にしていた頃、顔見知りの店員さんも
結構居て、店員さんも常連さんの顔をよく覚えている感じがしていた。
そして本当の意味でJAZZを真剣に扱っている場所・・・といえば
山野楽器銀座本店JAZZフロア、というイメージ。
その山野楽器銀座本店のJAZZフロアでじわじわと1万枚も売れたのだから
何かがあるのだろう?とは思うのだけれど、正直、彼女のCDを試聴した限り、
個人的な意見としては「何でそんなに売れるのかよくわからん!」
という感想。
某知り合いの音楽ライターも同じ感想だった模様。
5月にCotton ClubでShowcaseライブが行われ、その時はライブチャージが
¥2,000だったので見てみたかったけど、日程が合わず断念。
今回はライブチャージが¥7,500と通常通りの相場。
お試しで見に行くにはちょっと高いなぁ〜と思っていたところ、
こちらのプランで「ライブチャージ+シャンパン1杯+スイーツ4種盛り」
でなんと!¥4,000とのことでそれなら「どうしてそんなに驚異的なセールスを
誇っているのか、自分の目・耳・感性で確かめてみよう【百聞は一見にしかず】」
ということで、見に行ってみました。
そのシャンパンとスイーツはこんな感じでした。




前置きがずいぶん長くなってしまいましたね。
でも、今回の日記、更に長くなります(笑)
興味がある方はゆっくり読んでください。
あと、言っておきますがBeegie Adairの大Fanだと言う方はあまり読まない方が
いいかもしれません。 結構辛口なコメントになると思うので。



まず、ライブが始まって気づいたこと。
いつも見ているピアノトリオは、ステージ向かって左がピアノ、真ん中にベース、
右手にDrsという配置なのですが、今回は左にDrs、真ん中にベース、右手に
ピアノと言う配置で、Beegie Adair本人から演奏中、振り向かないと他の
メンバーの顔が見えない、という状態になっていたのにビックリでした。
この配置にすることにより、逆に客席から彼女の手元が見える範囲が広く
なるというメリットは当たったのでしょうが・・・。
今回は2回目の来日公演だったせいなのか? 「My Piano Romance」や
「My Piano Journey」に収録されていたいわゆる誰でも知っているStandards曲が
ほとんど演奏されなかったことが意外でした。
Peggy LeeやDuke Ellingtonが結構好きみたいで、前半はこの2名の曲が
多かったです。
残念ながら私は古いJAZZに精通していないので、知らない曲が多かったのですが・・・。
そして、聞いていて彼女のピアノの印象。
まずは、Amazonのユーザーレビューにもあったけど、聞きやすい、Easy Listening
っぽい感じがするという意見がありましたが、確かに、小川のようによどみなく
流れるピアノという感じがしました。
とにかく流れるように弾いていて、ピアノをやっている人から見たら「このくらい
弾けるようになりたい」という可も無く不可もなくなお手本的なピアノという
感じもしました。
あまり難しいことはしていない感じですね。
ライブ中も何曲かOpeningで彼女の流れるようなピアノソロを披露してそれから
曲に入っていく・・・と言う感じでした。
また、曲のアレンジが小難しくないから、POPSと同じように聞けて人気なのかな
とも思いました。
それと、7曲目に演奏された「いい日旅立ち
この曲、ライブに行く前に思い出したのですが、山野楽器本店の店頭やJAZZフロアで
かなりPower Playされていました。
恐らくそれを聞いて「誰のですか?」と言って買っていった人が多数いて、
「驚異的なセールス」を誇ったのかな、と思いました。
実は・・・個人的には8曲目辺りで、Easy Listeningっぽい無難な感じの曲ばかりで
飽きてきてしまいました(汗)
多分、何かのFesとかで彼女が参加していればまた、見るかもしれないけれど
彼女の公演だけをわざわざ見に行くことは今後なさそうな感じでした。
あと、Easy Listeningっぽいので、JAZZを聞いてみたい、という初心者には
オススメなのはかなり納得で、そういう層を中心に売れたのかな、ということは
ライブを見て納得できました。
でも、正直、売れたのは「いい日旅立ち」のカバーを入れたり、誰でも知っている
スタンダードを選曲したレコード会社の戦略勝ちかな、と言う感じは
しましたね(苦笑)





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