「トイレット」

yuko20602010-10-10




『淡々とストーリーが続いていくけど、最後には
じんわりやわらかくなれる作品でした。』




※画像は映画「トイレット」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




ロボット型プラモデルオタクの青年レイは、誰とも
深く関わらないことを信条に生きてきた。
ところが母の葬儀の直後、ひとり暮らしのアパートから、
やむなく実家に舞い戻るはめに。
そこには、4年間も引きこもりの生活を続ける、ピアノが
引けなくなったピアニストの兄モーリーと、ちょっと
勝気な大学生の妹サラ、そして…”ばーちゃん”が
暮らしていた。
ばーちゃんは、ママがなくなる直前に日本から呼び寄せた
母親、つまり3兄弟の祖母だ。
英語がまったく喋れないばーちゃんは自室にこもりきりで、
トイレから出てくるたびに深いため息をつく。
そのため息を気にかけつつ、モーリーとリサから職場に
頻繁にかかってくる電話で、レイの淡々とした日常が
破られてしまう。
だが、バラバラに生きてきた兄弟は、ばーちゃんの無言の
支えによって外の世界に一歩踏み出し、4人はお互いの
個性を受け入れながら家族としての絆を強めていくことになる…。




普段、ほとんど邦画を見ることがない私ですが、ひょんな
ことから、この映画を見ることになり、見てきました。
先日「ミック・マック」を見たときに予告編で見ていて
ちょっと気になっていた作品ではあったんですけどね。
正直、予告編の印象からかなり淡々とストーリーが続いて
いって、途中で眠くなるかな、と思ったんですが意外と
面白かったです。
映画自体は、印象どおり淡々と続いていくけど、脚本は
結構しっかりしていた印象がありますね。
ストーリーも「なんでこうなるの?」という部分がなく、
飛びすぎている印象もなく、2時間ほどに上手くまとまって
いたような気がします。
タイトルが「トイレット」と言うだけあって、後半トイレ
の文化について語られていたりするのですが、その辺りは
結構笑えますよ。
日本人には「当たり前」のことが、外から見ると違う視線で
見えるんですよね。その辺は「うんうん!」と思ってしまい
ましたけど。


「ばーちゃん」役で出演しているもたいまさこ氏は、1つしかセリフ
がないのですが、彼女のあまり変わらない表情の中で、目や
視線で演技をしていてそこがすごいなぁ〜と言う感じも
しましたね。
ストーリー自体も日常のありふれた・・・でも実際には
こんな家族いないかも?と思うような家族だけど、
バラバラな家族が、「ばーちゃん」を中心にまとまっていく
様子がよかったです。
ラストシーンに向かって、じんわり心がやわらかくなりました。
ちょっとマイナーな作品ですが、癒される作品かも?
気になる方はぜひ見てくださいね。




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