「魔法じかけの言葉」

yuko20602010-10-09



『ブラジル文化、文学を深く掘り下げた作品ですね。』




※画像は映画「魔法じかけの言葉」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




ブラジル音楽の歴史を詩と音楽という視点から紐解く
ドキュメンタリー。
ポルトガル詩人の作品からラップ歌手の言葉、カーニヴァル
ファヴェーラで生まれた歌詞からボサノヴァの名曲まで、
シコ・ブアルキ、アドリアーナ・カルカニョット
アルナルド・アントゥーネスといった著名アーティストたちが
ポルトガル語の優美な響きとメロディーにのせて奥深いブラジル
音楽の世界へと誘う。



この映画をもし、興味があって見ようと思う方、音楽ライターの
中原仁さんのBlogの解説を読まれてから見た方がより楽しめると
思います。
私は今、このBlogの記事を書くために調べていたらひっかかって
先に調べてから見ればよかったな、とちょっと後悔しましたよ。


どうして、ドキュメンタリー映画って最初に睡魔が襲ってくる
んでしょうね。。。
今回も前半ちょっと睡魔に襲われましたけどね。
でも、とっても勉強になるよい作品でしたよ。
ブラジルは文盲率が非常に高く、物語や文学を伝えるのに歌に
乗せて伝える必要だったそうです。
文明が発達しない時代は口伝えだったものが、TV、ラジオが登場し
メディアというものがその伝承のメインとなった・・・。
そのことにより、ブラジル人には「読書」と言う習慣がなく、もっと
文盲率を下げ、勉学をハイソな人たちのものだと思わせないことが重要
だと言う話を語っていた人がいて、日本と土壌が違うんだな、と
思いながら見ておりました。


私がブラジル音楽に惹かれる理由・・・それは音楽が暑い国の
匂いがして、美しいこと、言語が分からないけど歌詞が美しい
感じすることなんだな、と映画を見ながら感じました。
ブラジルの詩人たちは、美しい詩を、ストーリー歌に乗せて伝えようと
していたのですね。
文盲率が高いから・・・と言う理由もあって。
だから、言葉が分からなくても、音楽に美しさを感じていたんだな、
と映画を見ながら納得してしまいました。
映画の中で、いろんなアーティストの貴重な写真だったり
映像があったり、弾き語りがあったりして音楽的にもとても
楽しめる作品でした。
サントラ盤があれば欲しいな、とも思ったんですけどね。
もう1度、個人的にはじっくり見たいかな・・・と思いました。
10/15までブラジル映画祭が開催されているので、興味のある方は
ぜひ見てくださいね。




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