「シスタースマイル ドミニクの歌」

yuko20602010-08-06



『時代が時代だったからなのか? 悲しい人生を歩んだ
ヒットメイカーのお話です。』




※画像は映画「シスタースマイル ドミニクの歌」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!







1950年代の終わり、ベルギー、ブリュッセルの近郊。
多くの若い女性たちのように、ジャニーヌ・デッケルスも自由を
求めて自分の人生を見つけたいと思う女学生のひとりだった。
学校に訪問に来た修道女たちから聞いたアフリカの救援活動に、
従妹のフランソワーズとともにいつか参加したいと願っていた。
しかし、抑圧的な母ガブリエルはジャニーヌの話には耳も貸さず、
彼女に好意を持っている親切な青年ピエールと結婚することを望んでいた。
そして、ジャニーヌは自分の存在意義と心の安息を求め修道院に入る道を選ぶ。
そんなジャニーヌに母ガブリエルは、この家の敷居を二度とまたがせない
と言うのだった。
 ジャニーヌは大切なギターとエルヴィス・プレスリーのプロマイドを
トランクに忍ばせて、フィシェルモンの修道院を訪れた。
ところが、修道女になるには6年間の修行が必要であることを聞かされ、
ギターも取り上げられてしまう。修道院生活の厳しい規律になじめず、
反発しては問題を起こすジャニーヌ。
しかし、その行動的で率直な性格が次第に修道女たちや院長からも理解され、
ギターを弾くことを許されるようになる。
そして、本来の歌の才能を発揮しドミニコ教会を創立した聖ドミニコを讃える
「ドミニク」をつくる。






いやぁ〜、この映画、映画の出来としては若干まとめるのに無理した感が
あったのですが、ずいぶんと数奇な運命を歩んだ方のお話ですね。
この映画のタイトルになっている「ドミニクの歌」は、エルビス・プレスリーよりも、
ビートルズよりも世界中でレコードを売り上げた歌だそうです。
そんなことも気になって、映画を見たいな〜と前々から思っていたのですが、
やっと、レディースデイで見ることが出来ました。
本当によかったです。
主人公の「シスター・スマイル」こと、ジャニーヌのお母さんは、本当に昔の
スタイルの人で、彼女を自分の理想としている人生のレールに乗せようとして、
更に、それに乗れない彼女を「自分の子供ではない」くらいの勢いで突き放す
んですね。
きっと、本当は彼女はもっとお母さんの愛情を感じたかったのでしょうし、
自分の思い描いている人生を応援してほしかったのでしょうけど、それが
かなわなかった。。。
そして、彼女も彼女で、若干お母さんの思い込みの激しい部分を受け継ぎ、
人生の最後は自分の思い込みや視野の狭さで失意のどん底に落ちていって
しまうんですね。
本当に数奇な運命をたどった人だな、とも思うし、逆に一発しかあたっていない
けれど、今でも歌い継がれている「ドミニクの歌」を作ったのだから、本当に
それだけの人だったんだなぁ〜という感じがしました。
また、修道院に入るまでの彼女は、とっても先鋭的な女性でもあったんですね。
だから、型にはまろうとしない自由な生き方をしたくてもがいて、時代に翻弄
されてしまった・・という感じがしました。
なんだか、とってもかわいそうな気がしましたが・・・。
映画の中で使われている音楽が、とてもおしゃれでいい感じでした。
女性はある意味共感できたりする作品かもしれないな、と思ったりします。
もう少しで公開が終わってしまいそうなので、気になる方はぜひ見てください。






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