「17歳の肖像」

yuko20602010-05-02

原題:An Education




『大人と子供の中間の時代をさわやかに
 描かれた作品です。』





※画像は映画「17歳の肖像」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1961年、ロンドン郊外。16歳のジェニーはロンドン郊外の街で
平凡で退屈な日々を送っていた。
父は成績優秀な娘をオックスフォード大学に進学させようと
躍起になり、彼女はそのことに反発を覚えていた。
ある雨の日、彼女は、倍も年の離れた魅力的な大人の男性
デイヴィッドと出会い恋に落ちる。
そして、今までの勉強ばかりの日々からは想像もできなかった
ような、刺激的な大人の世界を体験してゆく・・・




昨日、映画の日に見た2本目がこの作品。
1〜2月ごろ、映画館でこの映画の宣伝を見ていてちょっと
見て見たいなぁ〜と思いながら、楽しみにしておりました。
この映画、イギリスの女性ジャーナリスト、リン・バーバーの
回想録「An Education」を映画化したそうです。
ということは、実話なんですね!
こんな切なくて、ステキな体験をした作者さんがちょっと
うらやましくもあります。
時代が1960年代ということは、まだまだ今のような開放的
な時代ではないし、もっと映画の中で描かれているように
規則に厳しくて、厳格な時代だったのでしょう。
今以上に親の押し付ける価値観と自分の考えにギャップを
感じながらも、親の期待に応えようとする優等生さながらの
葛藤が上手く描かれています。
ジェニーの父親が、かなり頭が固くて、頭でっかちな
ブルジョアな感じなので、反抗しながらもしたがっている
矛盾などを感じながらいる様子が描かれています。
そして、16歳、17歳なんていうと一番多感な時期で
大人な部分と子供な部分を両方持ち合わせていて、早く
大人になりたい!という思いから、大人の世界を垣間見
したい、という気持ちが大きく働く時期でもありますよね。
そんな誰もが体験した時期を、とてもさわやかに描いて
いて、この映画とても共感がもてました。
女性なら、きっと「こんな体験したかったな」なんて
思ったり、大人と子供の間で揺れ動く繊細な心理描写に
かなり共感がもてるのではないかしら?
また、主人公ジェニーを演じているキャリー・マリガン
この映画が初主演作とのこと。
さわやかに子供の顔と、大人の女性になっていく姿を
演じていて、とてもよかったです。
特にデイヴィッドと行動を共にしてどんどん大人の女性に
なっていく姿がとてもきれいで、今後期待できそうな
女優さんだなぁ〜なんて思いながら見ておりました。





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