ADLIB休刊/「LETTERS」投稿記事その2


昨日記事に引き続き、ADLIB誌の読者コーナー「LETTERS」に掲載された
記事をここにもう1本UPしますね。
この記事は、2000年の1月に発売された2000年2月号に多分掲載された
と思います。
恐らく、雑誌掲載の締め切りギリギリか、過ぎてからADLIB編集部へ
送ってしまったにもかかわらず、Timelyな記事だったためか?
「LETTERS」のトップの1ページを割いて大きく掲載していただきました。
本当にいい思い出です。
この映画、かなり評判になって大Hitし、メンバーが来日公演を行う
くらいのフィーバーになりましたね。
もちろん、来日公演見に行きましたけど。
映画でも来日公演でも大人気だったピアニストのルーベンおじいちゃんは
既に亡くなってしまいましたし、映画に出ていた他のメンバーも
もしかしたら亡くなってしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
この映画をきっかけに、「音楽ドキュメンタリー」映画がたくさん
作られるようになった気がします。
いい作品でした。





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ブエナビスタ・ソシアルクラブ」



幸運にもまた、一足先に試写会で見ることが出来たのでレポートします。



この映画はドキュメンタリー映画です。「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」
のCDの噂を聞きつけた監督ヴィム・ヴェンダースが、
ブエナビスタ・ソシアルクラブ」を企画し製作したライ・クーダー
「もし、また、近いうちにキューバに行くことがあれば、必ず声をかけてくれ」
というせりふから映画が始まっています。



この映画は、キューバ音楽への旅。ライ・クーダーが子供の頃から
何となく耳にしていた音楽を、そして、その音楽を演奏していた音楽家
たちを探してたどり着いたのがキューバだったのです。
ライー・クーダーによって、この映画では、忘れ去られていたキューバ
老音楽家達にもう1度スポットが当たることになる話をドキュメントしています。

ライ・クーダーは映画の中で「老音楽家達が、今も健在だったことを
(音楽家たちの年齢を考えると、亡くなっている人がいてもおかしくない)
奇跡だと思うし、本当に嬉しく思う」と語っている。もしかしたら、
この作品の為に、彼ら健在だったのかもしれない、そう思わずに
いられない映画です。
私もこの映画を見なければ、決して彼らの存在や功績を知ることはなかったし、
アルバム「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」に興味を持つことはなかったと思います。

私がもっともひかれたのはルーベンのピアノ。ほとんどピアノを弾くのを
辞めていたと語っていましたが、彼のピアノは人の心を捉えるものが
あると私は感じました。
イブライム・フェラールとオマーラ・ポルトゥンドのボーカルもすばらしいです。
2人のデュエット曲は、本当に美しい曲になっています。
他にもたくさんのミュージシャンが出てきますが、本当にすばらしい
Playをするミュージシャンばかりです。



正直に言うと、映像的にはあまり出来のいい作品とは言えないと思います。
途中レコーディング風景があるのですが、イブライム・フェラールと
オマーラ・ポルトゥンドの周りをずうっと(2分くらい)ぐるぐる回っているので、
見ているほうは気持ちが悪くなってしまったり、話の流れが分かりにくい
部分があったりして、ちょっと映画として出来のいい作品とは言いかねますが、
ドキュメンタリーとして見るのなら、オススメできる1本です。
最初で最後の演奏になったカーネギーホールでのライブの模様や、
アムステルダムでのライブの貴重な映像も盛りこまれているので、
音楽Fanにはたまらない作品であることには変わりありません。
ぜひ、劇場か、ビデオでチェックしてください。
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