「かいじゅうたちのいるところ」

yuko20602010-01-28

原題:Where the Wild Things Are




『原作の絵本を読んでみたくなりました。』





※画像は映画「かいじゅうたちのいるところ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!





やんちゃだけど感受性豊かな男の子マックスは、家族に分かって
もらえない寂しさを抱え、いつの間にか違う世界へ抜け出す。
彼がたどり着いた島で出会うのは、謎がいっぱいで不思議な
かいじゅうたち。
彼らの感情は、そのワイルドで予測のつかない行動と同じで、とても
激しく、意外なものばかり。
かいじゅうたちは長い間、自分たちを導いてくれるリーダーが欲しくて
たまらなかった。
そしてマックスは支配できる王国が欲しかった。
そんなわけで王になったマックスは、誰もが幸せになれる場所を創ると
約束する。
しかし、マックスはすぐに気づく。王国を支配することはそんなに簡単
ではなく、かいじゅうたちとの関係も、最初に思ったよりもずっと複雑
だということに気づく。




この映画は世界中で人気の「かいじゅうたちのいるところ」という
絵本を実写化したした映画なんだそうです。
しかも、スパイク・ジョーンズ監督監督がたった40ページしかない
絵本を映画にするため、お話を膨らませて撮った作品だとか。
私は残念ながらこの絵本は全く知らなかったし読んでいませんでしたが、
絵本好きの私としては、これは見なきゃ!と思い見に行ってきました。
この映画、もしかしたら「好き」と「よく分からない」の2つに
分かれるかな?と思うんです。
私はこういう空想上の世界、ファンタジー大好きなので「好き」という
前者で、とっても楽しめました。
もう、公開されている映画なのでネタバラシ的に書きますが、このお話、
主人公のマックスが、かいじゅうたちが住んでいるところにたどり着き、
怪獣の王国を安定的にすると約束するのですが、一番最初に仲良くなった
キャロルというかいじゅうに自分自身を重ね合わせているんじゃないかな
と思うんです。
キャロルはとってもいいやつだけど、自分の思い通りに行かなかったり、
自分の寂しさが伝わらなかったりすると、すぐものを破壊したりしようと
してかいじゅうたちの連携を壊してしまい、周りのかいじゅうたちが
あきれてバラバラになっていっているんです。
マックスもこのかいじゅうの国に行くまで、家では自分の気持ちが
なかなか理解されず、寂しい思いをしていて、ついカーーっとなって
物を壊したりしてしまう・・・。
客観的にキャロルというちょっと強暴だけど繊細なかいじゅうをみて
自分ってこう見えてるんだなって気づくんだと思うんです。
そして、最後は家に帰るけどその時点で、ちょっぴり成長している
はずなんです。
きっと、物を壊したりして自分の気持ちを表現しても、周りの人が
不快になるだけだってことを、かいじゅうの国の王様になることで
気づく・・・というのがこの映画、お話の軸じゃないかなって思うんです。
で、この映画を見ながら、多かれ少なかれ大人でも自分の気持ちが
通じなくてイライラしたり、寂しかったりってあったりして、そういう時
実はこの映画の主人公のマックスほどではないけれど、周りの人に
当たってしまったり、なんてこともあるんでしょうね。
そういうことも気づかせてもらえるし、大人も童心に返りながら見れる
いい作品かな、と思って★4つにしました。
また、スパイク・ジョーンズ監督のこだわりで、かいじゅうたちはCGでは
なく、着ぐるみに人が入って演技をしているそうです。
こういうところも温かみがあっていい作品かな、と個人的に思ったんですよね。








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