「Disney's クリスマス・キャロル」

yuko20602010-01-09





『内容が深い・・・』





※画像は映画「Disney's クリスマス・キャロル」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




主人公のスクルージにとって、人生は金が全て。
家族を持たず、人との絆に背を向け、ただ己の金銭欲を満たすためだけに
生きる彼は、町一番の嫌われ者。
あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナーの亡霊が世にも
恐ろしい姿で彼の前に現れ、「お前の前に3人の精霊が現れる」と予言する。
翌日から“過去の亡霊”“現在の亡霊”“未来の亡霊”が一夜ずつ現れ、
スクルージを彼自身の過去・現在・未来をめぐる時間の旅へと連れ出す。
そこで彼が目撃したのは、貧しく孤独な“過去”のスクルージ、富を手に
入れる代わりに温かな心を失った“現在”のスクルージ
そして、最後に導かれた“未来”で彼が見た、想像を絶する己の姿とは?
どんなに取り返しのつかない過去を持っていても、未来はまだ、変えられる
かもしれない…。





チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」。
子供の頃からタイトルだけは知っていたお話でした。
名作中の名作と言われる、児童文学ということは何となく知っていていつか
読んでみたいとは思っていたのですがなかなか機会がなくずっと時間が過ぎて
しまいました。
今回、映画となったので、お話を知りたくて、見に行ってきました。
この作品、何度か映画化されているらしいんですが、見たことがなかったです。
本当は・・・クリスマス前に見たかったなぁ〜。
あまりに12月は時間がなくて、クリスマスが過ぎてしまった今になってしまった
のですが。。。



「クリスマスキャロル」の本自体は、ロンドンが大不況にみまわれた1843年に出版
されたそうです。
当時、絶望の日々を送っていた当時の市民たちに希望の光を灯し、今なお世界中で
愛され続けている“世界で最も有名な”クリスマス・ストーリーと言われている
そうです。
今回、この作品を私の大好きな絵本であり、クリスマス映画「ポーラー・エクスプレス」
(絵本のタイトルは:急行『北極号』」)を作ったロバート・ゼメキス監督の作品
だったのでかなり期待しておりました。
※「ポーラー・エクスプレス」の記事はこちらをご参照ください。
ポーラー・エクスプレス」の時は、声などで出演しているトム・ハンクスなどなどの
動きを点と線でコンピューターで拾いそれを、CGアニメにしたという作品だったの
ですが、若干、CGアニメが登場したばかりで、絵も少し滑らかさがなかった気が
しました。
あれから5年・・・
さすがにそれだけ時間が経つと進化も大きいですね。
最初、実写版じゃなかったよね?と思うほど、結構リアルで、ビックリしました。
特に出てくるキャラクターたちの肌などが「本物?」と思ってしまうほどのリアルで、
すごかったです。
音楽がとってもよかったです。
誰でもが知っているクリスマスのスタンダードナンバーを上手くアレンジして映画の
ストーリーに合わせてちりばめていて、これもとても楽しめました。




お話のほうは・・・本当に深いですね。
見ている人によっていろんな感じ方、捕らえ方が出来ると思うのですが、人間の最も
貪欲で汚い部分を描いていて、子供には「こういう悪い大人になってはいけない」とか
「お金だけに縛られてはいけない」などなど・・人がどう生きていくべきかを教えて
いる作品ですね。
一説には、このお話ちょっと強すぎる、若干グロいので子供にはちょっとどうか、
という話も聞いたことがあり、確かに、グリム童話だとかヨーロッパの童話、
児童文学には子供に読ませるには残酷なお話も結構あったりするのですが、ある
程度分別のつく子供になら、見せた方がいいお話なのかな?とは思ったりしました。
逆に、「こういう悪い大人になるとツケが来るぞ」ということを子供のうちから
ちょっとした衝撃で見せておいた方がいいのかも?なんてちょっと思ったりしました。
また、大人が見ても「今の自分は善い生き方をしているのか?」と自分を改めて問い
ただすきっかけになる作品かな、と思いました。
クリスマスでなくても、1度見ておきたい作品ですね。





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