銀座JAZZフェスティバル2009@歌舞伎座

yuko20602009-10-27





今日は、午後から会社をお休みして、歌舞伎座で行われた
銀座JAZZフェスティバルに参加してきました。
今までは、11月頭の土日に、銀座界隈のいろんな会場で2日間、
たくさんのアーティストのライブが展開されていましたが、
今回は、銀座JAZZも5年目という記念の年で、更に、来年の4月で
歌舞伎座が一旦閉鎖、取り壊し、建替えという節目の年だったので、
平日に1日限定公演が行われました。
1500名様ご招待、ということで、そこに応募総数20,000通を超えていたそうです。
何とか、チケットが手に入ってよかったです。
ありがとうございます。
13:00前にチケットを引き換えたのですが、以外にも13列目のチケットを頂き
とても見やすい席でよかったです。
今回は3組のアーティストが出演。
少しずつ感想を書こうと思います。



1. 国立音大 ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ


山野楽器 BIG BAND JAZZ CONTESTで3年連続優勝したという実力のバンドが
最初に登場。
今の大学生って、大人顔負けの演奏するんですね。
本当に上手くてびっくりしました・・・。
あ、でも音大生ですものね。プロを目指しているミュージシャンの卵たちが
やっているバンドなので、本格的ですよね。
が、PAのせいなのか、曲が始まったら、音が小さくてびっくりしました。
わざと抑え目に演奏していたのか??1曲目、ビックバンドの迫力が無くて
あれれ・・・という感じでした。
曲は、JAZZスタンダードナンバーでした。
アンサンブルもよく、すごいなぁ〜と楽しませてもらいました。





2. ニッキ


2006年にモントリオール・ジャズ・フェスティバルに集まった
10万人を超える観客の心を虜にするという華々しいデビューを飾った
という彼女。
現在15歳、9月にカナダで高校生になったばかりとのこと。
紹介されていたプログラムにはずいぶん、大人っぽい写真が載っていて、
司会の人も「15歳とは思えない大人っぽい歌いっぷり」と紹介していた
ので、かなり期待して待っておりました。
歌舞伎座の花道から登場。
実物は、司会者が絶賛するほど大人っぽくもなく、でも、普通の15歳よりは
大人っぽいなとは思ってみておりました。
でも、歌声はそこまで、大人っぽくもなくて、まだまだ成熟していく余地の
ある感じがしましたよ。
彼女を支えていたメンバーは日本のJazz界トップクラスのメンバー。
ピアノが納谷嘉彦さん、ベースが井上陽介さん、Drsが大坂昌彦さん。
このメンバーだけのSessionだけでも充分!というくらいのメンバーに支えられ
気持よさそうに歌っておりました。
ただ、まだまだ、ライブ慣れしていないようで、バックメンバーの演奏より
走ってしまったりしていました。
もっと場慣れして、どんどん歌いこんでいけばいいVocalistになるな、という
期待が持てました。
ただ、まだまだ「歌と伴奏」になっている部分が大きく、本当の意味でSession
が出来るようになれば、すごいVocalistになるんでしょうね。
あと、3年くらいして、女性としての魅力が出てくると、歌にSexyさが出てきて
もっと、もっとすごくなるんだろうなぁ〜。
心配なのは、「売れる」ことを優先させられて、才能を潰されるか、才能を
育てようと大事にされるか・・・それによって数年後の彼女が変ってくると
思うので、楽しみでもあり、心配でもありますね。
Take The “A” Trainなど、誰もが知っているスタンダードナンバーを30分
ほどの間にほとんどMCもないのでたくさん歌ってくれました。
1度引っ込んで、アンコール。
アンコールは「Over The Rainbow」でした。
途中から、マイクをつけていない渡辺貞夫さんが登場。
多分、打ち合わせもなく、脇から現れたんでしょう。
納谷さんのピアノ譜を見ながら最後はあわせていたので、アドリブだったようです。
とても美しい「Over The Rainbow」が聞けてよかったです。




3.渡辺貞夫バンド


渡辺貞夫バンドの持ち時間が45分ほどあり、かなり曲を演奏してくれました。
珍しく全員がスーツで登場。
貞夫さんはスラックスに、シャツ、ネクタイといつもちゃんとしているけど
後ろのメンバーはここまできちんとした格好だったのは初めて。
ちょっとびっくりしました。
でも、曲順は途中まで、毎回と同じなので、違う曲が聞いてみたかったな
と思ったりしながら見てしまいました。
今回、前回、木更津で見た時とは違って、Drsが則竹裕之さん。
則竹さんのDrsでの貞夫バンドもいいなぁ〜と思いながら見ていました。
前回見た時より養父さんや、コモブチさんがだいぶバンドに慣れてきたのか、
音もしっかり出ていたし、非常によかったです。
ただ、以前のバンドのように、貞夫さんがいきなりメンバーにソロを振ったり
するシーンがほとんど無かったのがちょっと残念でしたが、Percussionの
ンジャン・セニャンとDrsの則竹さんのリズムバトルが何回かあり、とても
面白く見させていただきました。
貞夫さんは御年76歳・・・。
76歳とは思えない元気な姿で、Saxを響かせていて、本当にすごいなぁ〜という
感じでした。
歌舞伎座で唯一行われ、そして5周年の銀座JAZZにふさわしいライブを聞かせてもらい
とてもよかったです。







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