「エル・カンタンテ」

yuko20602009-07-06






『映画は壮絶な人生を描いているけど、
音楽はラテンで、とっても楽しめます!!』





※画像は映画「エル・カンタンテ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




サルサの声(ラ・ボー)”と呼ばれた男、エクトル・ラボー。
全身全霊を音楽に捧げ、人々の夢や希望や苦しみを一身に
受けた彼の歌は、私たちの心をわしづかみにする。



音楽界での成功を夢見て、17 歳で故郷プエルトリコから
ニューヨークにやって来たエクトルは、ラティーノ地区の
ナイトクラブに足を踏み入れる。
マンボ、ルンバ、プレナ、ジャズ、メレンゲ…あらゆる音楽の熱気を
ミックスしたバンド演奏に合わせて男女が踊るその光景にたちまち
溶け込んだ彼は、数ヶ月後にはステージで客の歓声を浴びるように
なっていた。
エクトルの繊細で伸びやかな歌声は、ラテン音楽モータウン
目指す新進レーベル「ファニア・レコード」のジョニー・パチェコ
ジェリー・マスッチの耳にも留まり、彼は売り出し中のトロンボーン奏者、
ウィリー・コローンが率いるバンドにボーカリストとして参加することになる。
その際、ファニアのスタッフはエクトルの苗字を、本名のペレスでは
平凡過ぎるという理由で、フランス語で声を意味するラボーと命名
67年、ストリートのワルのイメージを打ち出したファーストアルバム
「El Malo」は熱狂ととも に迎え入られ、エクトルは瞬く間にスター
への階段を駆け上がっていく。
しかし、歌手としてのまばゆい栄光の影で、私生活は破滅の一途を
辿っていった。
ニューヨーク生まれの美しいプエルトリカン女性、プチとの間に
息子を授かり結婚するも浮気を重ね、そして何よりもヘロインを
はじめとするドラッグが、彼の不安定な心と身体を蝕んでいった。
仕事場でも遅刻をくり返し、ついにエクトルはウィリーからコンビ
解消を言い渡されてしまう。それでも、一旦ステージに上がれば
最高のパフォーマンスを見せるエクトルに、ウィリーをはじめとする
音楽仲間やファンは熱い期待を寄せ続けるのだった。
77年、ソロのボーカリストとして、またファニア・オールスターズ
ボーカリストとして世界中を廻り、NYサルサシーンを代表する顔と
なっていたエクトルは、ルベン・ブラデスという若いミュージシャンが
エクトルのために書いた曲『エル・カンタンテ』に出会う。
エクトル自身を表現したその曲は、彼の代表曲となった。





最初から最後まで、SalsaやLatin Musicが流れっぱなしで
SalsaやLatin Musicが大好きな私には、非常にたまらない
映画でした。
音楽が流れるたびに、リズムを取ってしまっていました。
(さすがに、試写会だったので体を動かすのはちょっと遠慮
しておきましたが(苦笑))
実は、ラテン系音楽、大好きなのですがあまり詳しくないんです。
Salsaも大好きなのですが、オルケスタ・デ・ラ・ルス以外の
バンドのCDってちゃんと持ってないですし・・・。
なので、今回、この映画で紹介されたエクトル・ラヴォーの
ことはもちろん知らなかったし、ジェニファー・ロペスの旦那様
マーク・アンソニーが、今回主役のエクトルを演じていますが、
彼が、SalsaのVocalistとして、No.1だと言われていると言うことも
映画を見る前にチェックした情報を見るまで全く知らなかったのです。
逆に、知っていたらもっと楽しめたのかもしれないし、知っていたら
知っていたで、イメージが違うとか思ったかもしれないし、どっちが
良かったのかは分りませんけどね。



映画自体は、エクトルの奥さんプチ役のジェニファー・ロペスが語る
エクトルについて。。。を挟みながら、回想のような形で映画が
進んでいきます。
若干、「ここでどうしてこういう切れ方しちゃうかなぁ〜」という
映画のつなぎ方があり、そういう部分ではちょっとなぁ〜と思って
しまったりしたのですが、こんなに心の闇を抱えて、寂しさとかで
人生が堕落していったにもかかわらず、歌でたくさんの人を魅了した
天性の才能だったことが描かれていて、本当に面白かったです。
Salsaがどうやって生まれたのか、そうやって発展していったのか
がよく分る映画で、音楽Fanとしては絶対に見逃してはいけないな〜
と思える作品でした。
また、ジェニファー・ロペスの旦那様、マーク・アンソニーの歌も
非常によかったです。
最初は、聞いていてあまり好みの声ではなかったのですが段々
聞いているうちに「いいなぁ〜」と味が出てくる感じで、この映画の
サントラや彼のCDを聞いてみたくなりました。
そのくらい音楽的にも楽しめてよかったです。
ラテン音楽がお好きな方は、ぜひ、この映画Check!!ですよっ。





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