「愛を読む人」

yuko20602009-05-04




ケイト・ウィンスレットの演技はお見事
 ですが、ちょっとお話が重たいです。』




※画像は映画「愛を読む人」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1958年のドイツ
15歳のミヒャエルは21歳も年上のハンナと恋に落ち、
やがて、ハンナはミヒャエルに本の朗読を頼むようになり、
愛を深めていった。
しかしある日、彼女は突然ミヒャエルの前から何も言わずに
姿を消してしまう。
8年後、法学専攻の大学生になったミヒャエルは、無期懲役
判決を受けるハンナと法廷で再会する。
戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために、
マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが・・・




日テレ黄金週間の試写会に参加してきました。
いくつか応募したのにこれしか当たらなかったんです(涙)
さて・・・この作品ですが、ドイツの作家ベルンハルト・シュリンク
ベストセラー小説「朗読者」を、映画化した作品なんだそうです。
ハンナを演じていたケイト・ウィンスレットはこの作品で
今年のアカデミー賞主演女優賞を受賞したようですが・・・。
この映画の原作を読んでいないので全くなんとも言えない
のですが、かなり重たい作品ですね。
タイトルから、もう少しラブロマンスがある作品なのかな
と思ったのですが、前半部分がミヒャエルとハンナの
恋愛の回想シーンで、後は裁判→朗読と言う感じで
想像していたのとは違ったストーリーでした。
小説の原題どおり「朗読者」というタイトルの方がよいのでは?
と思うのですが・・・
この映画、6/19〜公開なのですが、アカデミー賞受賞
作品とはいえ、ちょっと興行成績はあまり上がらないのでは・・・
なんて個人的には思っております。
ストーリーの設定が戦後のドイツなんですが、そういう意味
でもちょっと重たい映画なのかな、と思いました。
こういう重たい映画、疲れている時に見ると余計に疲れる
と言って、避ける人も結構いますからね。


それで、映画の前半部分だけを見ると、わいせつな映画だと
言う人もいそうですが、それはさておき・・ですかね。
この前半シーンもケイト・ウィンスレットはかなり体当たりで
演技しているし、後半の年を取ってからのシーンもかなり
リアルに演じているので、これはすごいと思いました。
また、文盲であることを隠そうとしているハンナと、
それを知りながら、裁判を傍聴していてそれを言えない
ミヒャエル、その罪滅ぼし?に小説を朗読して送り続ける
というところが、なんともいえないです。
私は個人的には、どうして裁判で自分に有利にしなかったのか?
なぜ、他の人の罪もかぶって牢獄に入ったのか・・・などなどが
ちょっと不可解な感じもしますが、自分の犯した戦争時の
罪に対して、深く反省していたと言うことも考えられますね。
この映画、単純なストーリーではないので見る人によって
受け止め方が違って、いろんな想像や見方が出来るかも
しれませんね。
個人的には、あまり見た後スッキリしなかったので、★3つ
にさせていただきました。




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