「グラン・トリノ」

yuko20602009-04-17

原題:Gran Torino





『おじ様はなぜ、そんなに素晴らしい作品ばかり作れるのでしょう。』




※画像は映画「グラン・トリノ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!





自動車工場に長く勤めていたウォルト・コワルスキーは、引退後は
変化のない決まりきった生活を送っていた。長年連れ添った
妻は亡くなり、息子たちとも疎遠で、愛犬デイジー以外に胸の内を
話せるような信頼できる相手はいない。
そして近所にいるのはウォルトが嫌悪するアジア系少数民族の移民たち。
ウォルトは文字どおり目に入るものすべてに怒りを覚えながらも、
積極的に世の中とかかわることなく、ただ人生が終わるのを待っていた。
ある晩、何者かが自慢のグラン・トリノを盗みに入るまでは―。
 その72年製のフォード車は、今も新車同様の輝きを放っていた。
そのグラン・トリノを不良集団が狙い、内気な少年タオに盗むことを
強要したのだ。
彼らの無法行為をたまたま防ぐことになったウォルトは、計らずも
町内の英雄に祭り上げられ、そこからタオとの交流が始まる。
そして、ふたりの間に芽生えた思いがけない友情は、それぞれの人生を
大きく変えていくこととなる。
ウォルトはタオ一家の誠意に触れるうち、彼らの現実を、そして、
自身の本心を知る。
痛ましい過去をもつモン族の隣人は、ウォルトにとって本当の
家族以上に通じ合える存在だった。
そんな隣人との交流がウォルトの心を開いていく。
あの戦争以来、固く閉ざされていた心の扉―それは暗いガレージに
しまい込まれたグラン・トリノそのものだった。







私の大好きな3大俳優(クリント・イーストウッドラッセル・クロウ
ケビン・スペイシー)の1人、クリント・イーストウッドの監督
主演作品と言うことで、絶対に試写会で見ようと先月から相当
張り切っておりましたが、なかなか日程が合わずやっと見てきました。
そう、私の一言コメントどおり、おじ様(クリント・イーストウッド
は、どうして、次々とすごい作品を作り出すんでしょうか??
私は彼の若い頃は知らないし、1999年の「トゥルー・クライム」で
彼にハマった人なので、今の渋ーーーい彼のFanです。
トゥルー・クライム」もそうだけど、本当に社会問題を提起しながら
人と人との本当の交流というものをテーマにどうしてこれだけの
素晴らしい作品を作り出すのかわかりません。
私も期待しすぎて、期待はずれだったらどうしようと、一抹の不安を
抱えながら見に行きましたが、本当にいい作品でした。
最後、ちょっと泣けるシーンがあって会場内啜り泣きが起こっており
ましたが、私にはちょっと重すぎて、衝撃的で泣けませんでした。
でも、心を閉ざしていた人が、あるきっかけで変わっていきその人の
ために、自分の命を投げ出す覚悟までするその変わり方、そして
人が本当に心を開いた時、周りの人も影響されて変わっていく様子が
非常に良かったです。
これからの公開で、しかもかなり期待されている作品なのであまり
書くとネタばれになってしまいますが、私のおじ様好きが高じて
★5つの部分もあるかもしれないし、参考程度に見ておいてください。
あと、宣伝ではちょっとした撃ち合いとかあってかなりハラハラドキドキ
させられるのかなぁ〜と思っておりましたが、そんなことはありません。
最後まで、あくまでもヒューマンドラマなので、普通に見て大丈夫です。
私は、そのハラハラドキドキがあるのかな、とちょっとびくびく見て
しまったのですが、こういう小心者でも十分見れる映画ですので
純粋に社会問題や、人と人のつながり方などを見れる映画だと思って
見に行ってくださいね。






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