「宮廷画家ゴヤは見た」

yuko20602008-09-26




『中世の混沌とした時代の中で、権力争いに翻弄された
時代と人の真実が描かれている映画です。』


※画像は映画「宮廷画家ゴヤは見た」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




ステラン・スカルスガルド演じるフランシスコ・デ・ゴヤはスペイン最高の
画家と讃えられ、国王カルロス4世に任命された宮廷画家。
芸術家としての最高位に上りつめた彼はしかし、王妃の肖像画を描く以上の情熱で、
貧しい人々を描き、腐敗した権力者を攻撃する版画を制作していた。
 1792年、マドリードゴヤが今、描いているのは、2枚の肖像画
1枚は、ナタリー・ポートマン演じる天使のように無垢な少女、イネス。
裕福な商人トマス・ビルバトゥアの娘で、ゴヤとは家族ぐるみの友人だ。
もう1枚は、ハビエル・バルデム演じるロレンソ神父から初めて依頼されたもの。
神父はゴヤのアトリエで見た、絵の中のイネスの美しさに心を動かされる。
カトリック教会は、国王の監督の下、異教徒や無神論者を罰する権限を
持っていたが、近年ではほとんど機能していなかった。
教会の力を復活させようというロレンソの提案で、異端審問が強化されることになる。
突然、イネスが審問所から出頭命令を受ける。
居酒屋で豚肉を嫌がったために、ユダヤ教徒だと疑われたのだ。
トマスに頼まれたゴヤはロレンソに、肖像画の代金と修道院の修復費を引き換えに
イネスの解放を願う。
ロレンソが異端審問所を訪ねると、イネスは既に拷問を受けていた。彼は、脅える
イネスを慰めるうちに欲望に負け、彼女を強く抱きしめるのだった。


イネスを演じたナタリー・ポートマンのことを、監督が知らず、
ゴヤの作品に似ている女性がいる! 誰だ?と聞いたらナタリーだった
ということで、抜擢されたというこの映画。
ナタリーを知らなかったというのもすごいけど、映画かTVを見て彼女を
知り、そしてゴヤの絵に似ている・・・とナタリーに出会ったというのも
すごい話ですね。
ナタリー自身もこの映画では、迫真の演技をしています。
映画の前半では、美しい女性を演じ、後半では暗い牢に長年いたことにより
美しさが消え、精神的にもおかしくなった女性を演じています。
このギャップがものすごく、ナタリーも本当に素晴らしい女優さんに
なったなぁ〜と、Fanとして嬉しく見させていただきました。
ナタリー・ポートマンの美しい部分だけを好きな方はあまりこの映画を
オススメしませんが、演技力のすごさを見るにはいい映画かも。
正直、ストーリー的には私は好みではなかったし、ゴヤが主人公のはずなのに
あまり、ストーリーの中心にいる感じがしなかったし、特に映画の終わり方が
よく分からなかったので、★3つにしました。
若干、ミステリータッチですし、ヨーロッパの中世という背景が好きな方は
はまるかもしれませんね。

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