「ヨコヅナ・マドンナ」

yuko20602008-09-11




『「女の子になりたい!」という強い思いに前向きな
主人公の強さに、感心しました。』


※画像は映画「ヨコヅナ・マドンナ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




オ・ドングは港街・仁川(インチョン)に暮らす高校生。
ぽっちゃりめの男の子だが、その心は女の子。
憧れのマドンナのような本物の女性になって、大好きな
日本語教師に告白する日を夢見ている。
そのため、ドングは毎日港での力仕事のアルバイトに明け暮れていた。
ドングの家族は酒浸りで暴力沙汰が絶えない父と無口な弟の3人暮らし。
母親はドングたちが幼い頃に父に愛想をつかして出て行ってしまった。
冷え切った家庭の中で今日もドングはひとり机に向かってお化粧の
練習をすることだけが密かな楽しみであった。
そんなある日、"インチョン市杯高校生相撲(シルム)大会"の優勝者には
500万ウォンの奨学金が出るというという知らせが舞い込んでくる。
ドングの唯一の取り柄はとにかく力が強いこと。
この賞金さえゲットできれば、女の子になれる。意を決してシルム部の
門を叩くが…。
真面目なのか不真面目なのかわからない太っちょ3人組からなる
弱小チームだった。
初めは裸になることや、男子と肌を合わすことを恥ずかしがっていた
ドングだが、女の子になるためには練習して優勝するしかない!
こうしてドングの「女の子への道」が始まった!



主人公ドングを演じるリュ・ドックァンくんはこの映画のために1日
6食食べて、28kg増量し、さらにヒップホップダンスを習ったという
ものすごい根性の持ち主です。
この映画が初主演というのだから、本当の意味での「俳優魂」を持っている
俳優さんなのでしょうね。
すごいと思いました。
本人はとてもかわいらしい顔していますし、もしかしたら28kg太る前は
かなりかわいいカッコイイ男の子なのかもしれないですね。
次の出演作がちょっと気になります。



映画のほうは「性同一障害」の男の子・・・女の子になりたくて性転換
手術をして女の子になりたいと思っている・・・そんな男の子の奮闘
なんですが。
家庭はお母さんがお父さんに愛想を尽かして出て行ってしまい酒びたりの
お父さんと弟との生活で、その中でも決して自分の希望をかなえるために
腐ったりせず強く生きている様子がいいなぁ〜と思えました。
途中、かなりコメディ的な様子もあり、試写会最中でもかなり笑い声が
あがっていましたので、笑えて、ドングの前向きさにちょっと勇気を
与えられたりして、見終ったあとさわやかになれる作品なんじゃないかな
と思います。
あと、ビックリだったのが「シルム」。日本とはちょっと違う相撲の
とり方がおもしろかったです。
これも、文化の違いを楽しめるポイントかな。
それから、草薙剛が出演してるんですが、これまたいい味出してる役で
笑えます。韓国語が上手で、すごいですね。
いろんな面からこの映画楽しめると思うので、ぜひ見てくださいね。
ただ、迫力云々とかいう映画ではないので★3つにしてみましたが、
DVDでもよいので楽しんでくださいませ。


                                                                                          • -

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