8/28 前田憲男のジャズが好き@浜離宮朝日ホール

竹善さんが出演する浜離宮朝日ホールのライブはこれで2回目。
本人は4回出演している、と言っていて確かに2回ほど飛ばした
記憶あるので、そうなんですね。
今回は日本のジャズピアニストとして、とても有名で長い間日本の
Jazzを牽引してきたと言っても過言ではないであろう、前田憲男さんの
ライブに竹善さんが出演すると言うので見に行ってきました。
チケットもかなり「奇跡」じゃないか!と思うほどあっさり取れてビックリ
だったんですが、今回も1F7列目ととてもよい席で見れてよかったです。

<メンバー>
前田憲男(p)、加藤真一(b)、斎藤たかし(Perc)、佐藤竹善(Vo)



Set List
<1st>
1. 前田憲男氏ピアノソロ
2. Autumn Leaves
3. One Note Samba
4. The Continental
5. You Need A Hero
6. Mornin'
7. Stardust


<2nd>
1. Lady Madonna
2. JoJo
3. Earthbound
4. Imagine
5. Nothinn' You Can Do About It
6. 心の扉


Enc.
1. Spain



まずは、前田憲男氏のピアノソロからスタート。
ホールの音響の生かもしれないけれど、とても滑らかで
怖そうな見かけ(お!っと失礼!!)とは違う、やさしい音の
ピアノを聞かせてくれました。
ちょっとビックリでしたが。。。
音に円熟味も帯びていたかな。
そのあと、2曲目でベース、Percussionの2人が登場し、Trioで
「Autumn Leaves」を演奏。
うぅ〜ん、ここのホールのせいなのか??非常にベースが遠慮気味
過ぎて、もったえなかった!!
もっと底で支えてほしかったんだけど。
そして、3曲目から竹善さんが登場。
今回は、竹善さんは一切楽器を弾かず、Vocalistに徹していました。
前田憲男氏の紹介が「このライブシリーズは、珍しい楽器の人を
呼んでライブをやっていたんだけど、(Staff)に次は誰を呼ぼうか?と
話していたところ『竹善さんに頼んでみたら』と言われ、琵琶法師の
人でも来るのかと思っていたら、なんと歌歌う人じゃないですか。
しかも、あなた(竹善さんのこと)、売れっ子の歌手なんですって?
今日の今日まで知りませんでした」とか言っていて、会場大笑い
になっていました。
そうですか。。前田憲男氏、竹善さんを知らなかったんですね。
そして始まった3曲目が「One Note Samnba」。
歌詞がない、スキャットで歌う「One Note Samba」でしたが、王道の
スタンダードなアレンジになっていました。
この曲が終わった後、前田憲男氏が竹善さんに一言
「あなた、ずいぶん声が高いんですね」と。ホント竹善さんのことを
知らずにゲストに呼んでリハを1かいお
4曲目が「The Continental」。小曽根真&No Name Horsesでカバー
していたゴージャス版もよかったですが、今回の前田憲男氏の
非常にシンプルなピアノトリオ版もなかなかよかったです。
この曲では手拍子が起こり、盛り上がっていました。
5曲目が「You Need A Hero」。この曲、Pagesというグループの
曲だったんですね・・・(知らなかった。)
この辺りで若干気持ちよくなって睡魔に襲われ始めてました。
6曲目がAl Jarreauの「Mornin'」。結構Popな曲なので、ピアノトリオだと
どうなっちゃうんだろう〜と思ったのですが、やはリそこは前田憲男氏が
上手くアレンジしたと思われるスタンダードジャズ風になっておりました。
ここも手拍子が起こり、会場内、結構盛り上がってました。
7曲目がNat King Coleの「Stardust」
Nat King Coleには8000万回以上生まれ変わっても足元にすら
近づけないと言っていたけど、竹善さん、それは謙遜しすぎですっ(笑)
この曲、やっぱり竹善さんの声にもあってるよなぁ。
すっかり、この曲を聴きながら竹善さんの声と、曲自体と前田憲男氏の
ピアノにうっとりしてしまいました。
この曲の後、1曲竹善さんが引っ込んでTrioで演奏し休憩に突入しました。



2ndは、Beatlesの「Lady Madonna」からスタート。
この曲は、プログラムには書かれていなかったのでビックリでしたが、
かなりいい感じで演奏されていました。
この曲の話を竹善さんがMCでしていましたが、その時前田憲男氏に
振っても前田憲男氏は全く反応せず・・・。
あまり話しが得意ではないから、竹善さんに全部しゃべって、という
感じだったのが、結構笑えました。
楽譜をジーーっと見ているだけで、笑えました。
若干、いつもと違ってしゃべりにくそうでしたけど。
そのあと、竹善さん自身のCDでもカバーしている「JoJo」。
この辺りからかなり、演奏が乗ってきていい感じでした。
このライブの中で、ここから4曲目のImagineまでが非常によかったです。
特に「Earthbound」は、竹善さんがホールの響きを利用して、とても気持ちよく
声を響かせながら歌っているのがとても印象的でした。
これらの歌われた曲が、竹善さんのルーツであり、好きな音楽のルーツを
たどったものだったという話をしていたのも印象的でした。
今回は、Jazzピアニストの第一人者としての前田憲男氏とあえて、ルーツを
たどる演奏をしたかったんだなぁ〜と思いました。
また、意外にも竹善さんがJazzを聞き始めたのが私とそんなに変わらなかった
というのにビックリしました。
それにもかかわらず、とっても詳しくて、いろんな意味で視点の深さに
関心しました。
こういうことが発見できて非常によかったです。


アンコールはSpain。
Shortバージョンでしたが、スタンダードなアレンジになっていて非常に
よかったです。竹善さんも気持ちよさそうに歌っていましたしメンバーも
気持ちよさそうに演奏していたのが印象的なアンコールでした。
あーーっという間に2時間くらいが過ぎてしまい、ライブが終わってしまいました。
また、ゆっくり見れたらいいな、と思う素敵なライブでした。

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