「イントゥ・ザ・ワイルド」

yuko20602008-08-05



『どう生きるか・・をちょっと考えさせられる映画でした。』


※画像は映画「イントゥ・ザ・ワイルド」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1992年4月、一人の青年がアラスカ山脈の北麓。
住む者のない荒野へ徒歩で分け入っていった。4ヶ月後、ヘラジカ狩りの
ハンターたちが、うち捨てられたバスの車体の中で、寝袋にくるまり
餓死している彼の死体を発見する。
彼の名はクリス・マッカンドレス、
ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、2年前にアトランタの大学を優秀な
成績で卒業した若者だった。
知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の青年が、なぜ
このような悲惨な最期を遂げたのか?
クリスは所有していた車と持ち物を捨て、財布に残った紙幣を焼いて
旅立つと、労働とヒッチハイクを繰り返しながら、アメリカを北上し、
アラスカに入ったのだった・・。



この作品、実話で、クリスという青年の日記などをもとに書かれた
全米で大ベストセラーとなった本なんだそうです。
ショーン・ペンが10年の歳月をかけて家族を説得し、ようやく映画化
した作品なんだそうです。
ロードムービーなんですが、人の人生とはなんぞや?と語り
かけられている作品のような気がします。
ロードムービー苦手な人でも、見やすい作品なのではないかしら。
主人公のクリスですが、いろいろ成長して行くまでに心の闇を
抱えているんですよね。家庭が原因なんですが。
とても聡明で、学校の成績もトップクラスの彼がなぜ、こんな人生を
選んだのだろう・・・と思ったけど、人間の本来の姿、自然と共に
気ままに暮らす、何もかも忘れたい、そんな気持ちが彼を旅に
駆り立てたんじゃないかなぁ・・・なんて思いながら見ていました。
気ままには生きているけど、旅でたくさんの人と出会い、友情を
はぐくみ、アラスカに向かっていく過程で、彼はたくさんの卓上では
学べないことを学び、アラスカに向かったんじゃないかな?と
思いました。
聡明だったからこそ、世の中の屈折がたくさん見えてしまい、
本当はもしかしたら必要のない、人が背負っているたくさんの
ものを全てそぎ落として生きてみたい、という願望にかられたんでしょうね。
クリスの生き方に、いろいろと現代社会と照らし合わせて考え
させられる部分があると思います。
人としての行き方とかを見つめさせられる映画かな・・とは思いますね。


                                                                                          • -

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