「ラフマニノフ ある愛の調べ」

yuko20602008-04-10




『曲を知っていたら、もっと楽しめた映画でした。』




※画像は映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



その夜、カーネギー・ホールは熱狂的な感動に包まれていた。
ラフマニノフの、ニューヨークでの初コンサートが開かれたのだ。
時は1920年代、人々は目の前で繰り広げられる音楽の奇跡に、
破格の賛辞を贈り続けた。亡命先アメリカでの大成功とは
裏腹に、ラフマニノフは日に日に憔悴していく。
日々の多忙、募る望郷の念から、新しい曲が書けなくなって
しまったのだ。
そんなある日、ラフマニノフのもとに、贈り主不明のライラック
花束が届く。
故郷に咲き乱れるその花の甘い香りをかいだ瞬間、切なくも
情熱的な愛の日々が甦る。
募る想いを込めて交響曲を捧げた年上のアンナ。
革命に燃える瞳に心を奪われたマリアンナ。
そしてどんな時も傍で支え続けたくれた妻ナターシャ。
花束は届き続ける。いったい贈り主は誰なのか?
愛の記憶に導かれるように、ラフマニノフの心に新たな旋律が
生まれようとしていた。



この映画の主人公、ラフマニノフの曲は「のだめカンタービレ」とか
映画とかにいろいろ使われていたんですね。
残念ながら「のだめ」は見ていないし、その他映画のなかの音楽も
ピーンと来なかったので、知っている人よりは楽しめなかったかなと
思いますが、彼の曲を知っていたら、もっとこの映画楽しめたんじゃ
ないかなぁ〜と見ながら思ってしまいました。
映画のオープニングが、オーケストラと一緒に演奏しているシーン
なんですけど・・・壮大な交響曲を演奏しているのですが、この曲が
終わったあと、思わず「素晴らしい!」と小さな声で言ってしまった人の
声が聞こえてきたので、きっと、彼の曲を知っていたら、より深く
音楽の背景を知ったりすることが出来て楽しめたんだろうなぁ〜って
思いながら見てしまいました。
子供の頃は、クラッシックを聞いて育ったにも関わらず、ラフマニノフ
縁がなかったんですよね。



映画自体は、ラフマニノフの半生を描いたものですが、NYで亡命後に
過ごした部分を中心に、亡命前にロシアで過ごしたところに彼の
フラッシュバックと共に戻っていくという手法で描かれていました。
とても繊細で、神経質な人だったし、不器用な生き方しか出来ない
人だったんだなぁ〜ということがよく分かります。
苦悩し、もがきながら曲が作られ、ピアノを奏でていた様子が
よく分かります。
また、その一方で愛する人が現れると、頭の中に壮大な曲が
浮かび上がり、曲が出来ていく・・というような人だったようです。
また、ピアニストとしてもすごい人だったようで、スタインウェイ
ピアノを有名にしたようですね。
その辺のことも、この映画から分かります。
映画も96分と短めですし、クラッシックの曲が出来るまでの背景が
分かりつつ、映画でもクラッシックを楽しめるのでよい作品なのでは
ないかしら?

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