「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

yuko20602008-03-13

原題:My Blueberry Nights



ウォン・カーウァイ監督作品らしい、映像美でした。』




※画像は映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ニューヨーク州コニー・アイランド。
40年以上前からある何の変哲も無いデリで、ジュード・ロウ演じる
ジェレミーは働いている。
ノラ・ジョーンズ演じる失恋したエリザベスを慰めてくれたのは、
ジェレミーの焼く甘酸っぱいブルーベリー・パイだった。
しかし、失恋から立ち直れないエリザベスは、旅に出る。
彼女は店に来なくなり、ある時、メンフィスから手紙が届く。
「あなたのブルーベリーパイが世界中で最高!」。
ジェレミーは手紙の消印を頼りに彼女をを探し始める。
一方で、エリザベスは失恋から57日、ニューヨークから1,120マイル
離れたメンフィス昼はダイナー、夜はバーで働き始める。
バーで過ぎ去った愛に束縛された夫婦に出会う。
失恋から251日、今度はニューヨークから5,603マイル離れたラスベガス。
人間不信の美しいギャンブラーに出会う。
彼らの人生を、自分のと照らし合わせ、エリザベスは思う。
人を愛し、信じることって、いったい何だろう?それを真っ先に伝えたい
相手が、ニューヨークにいるジェレミーだった。
エリザベスは、ニューヨークに戻りたいと思い始めていた。



正直、映画を見る前、あまり期待していませんでした。
前宣伝を見る限り、ノラ・ジョーンズがなんとなくせりふ棒読み
っぽい感じだし、周りの大物俳優陣に圧倒されている感がなんとなく
否めないような気がしていたので。
しかし、思っていたより、ノラ・ジョーンズの演技も映画に
ハマっていたし、ウォン・カーウァイ監督らしい、映像美と
彼の独特の世界の中に、彼女がうまくはめられていたという感じで
なかなか良かったです。
ウォン・カーウァイ独特のアンニュイな感じがなんともいえない
作品でした。
他の作品もそんなにたくさん見ていませんが、香港人の彼らしい
視点の映画だな、と思いました。


この映画、ロード・ムービーなんですよね。
主人公のエリザベスが、失恋してそれを忘れるために旅に出て
そこで、出会った人それぞれの人間模様と、その人たちとの
交流でつづられている。
かなり人間くさいどろどろした部分を描いているんですが
やっぱりウォン・カーウァイ監督の独特世界観で、全然
どろどろしていないし、きれいに見せているから美しい
出来に仕上がってるんですよね。
ただ、やっぱりアンニュイでわかりにくいといえば何を
訴えたいのかわかりにくい作品でもあるかな、と思います。
ノラ・ジョーンズFanの方は純粋に彼女を見ればいいと思うし
映画好きな人はウォン・カーウァイ監督の世界観を楽しめば
いいんじゃないかな、って思います。
期待していなかった分、よかったな(笑)と思いましたよ。


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