いつか眠りにつく前に ★★★★

yuko20602008-02-01

*p1*[映画★★★★]  「いつか眠りにつく前に
原題:Evening




『こんな最期が迎えられたら幸せかもしれませんね。』




※画像は映画「いつか眠りにつく前に」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ヴァネッサ・レッドグレイヴ演じるアン・ロードは重い病に倒れている。
ナターシャ・リチャードソン演じる長女のコンスタンス、トニ・コレット
演じる次女のニナと、アイリーン・アトキンス演じる夜勤の看護士の
看病を受けながら、静かに人生の最期を迎えようとしていた。
混濁する意識の中で、「ハリス」という名前を口走るアン。
だが、コンスタンスもニナも、その名を耳にするのはこれが初めてだった。
「ハリスと私がバディを殺したの」という母の言葉に、尋常ならざるものを
感じる娘たち。
そのかたわらで、アンの意識は、40数年前のあの夏の日へと戻っていく…。



 それは、彼女がまだアン・グラント・独身だった時代のこと。
歌手としての成功を夢見てニューヨークで暮らしていたアンは、
学生時代からの親友ライラ・ウィッテンボーンの結婚式でブライズメイドを
つとめるために、ウィッテンボーン家の別荘があるニューポートへやって来た。
花嫁のライラと母親のウィッテンボーン夫人が、招待客の席順のことで
話し合いを続けるなか、ライラの弟バディに案内され、別荘の周辺を
散策するアン。そのとき、彼女は、
ウィッテンボーン家のメイドの息子で、いまはマサチューセッツで医者を
しているハリス・アーデンと出会う。
ヨットに乗り、沖へ漕ぎ出そうとしているハリスは、年上というもあって、
これまで出会ったどの男性よりも、まぶしく、たくましく見えた。
 そんなハリスが、ライラの初恋の相手であったことを、
アンはバディから教えられる。
実際、ライラがハリスに寄せる切ない片思いの感情は、別の男性との
結婚式を翌日に控えたいまも消えてはいなかった。
しかし、ハリスからはっきりと恋愛感情がないことを告げられたライラは、
愛するよりも愛される人生を生きて行こうと心に決める。




この映画、「最期」がテーマになっているので、どんな映画だろうと
期待気味に行ったのですが、私は泣けなかったです。
一緒に見に行った友人は泣いていましたが・・・。
若干回想・・・夢の中と現在のシーンが混在気味で、分かりにくい
部分があったので、そこが私にはちょっとなぁ〜という感じでした。
ただ、この映画、いろんな意味で考えさせられました。
とあるシーンで、アンの次女が、長女に「悪女ぶって逃げてばかりだと
幸せになれないわよ」とズバっと言われて、泣いているシーン。
これって、なんか自分に言われてるみたい・・・って思ってしまいました。
全部の部分で逃げているわけじゃないけど、悪女ぶっているわけでは
ないけど、どうも傷つかないように防衛反応が働くと言うか・・・
そういうのでちょっとグサっと私にも入ってきてしまいました。
あと、長女が母親のアンに対して、子供を持ってみて分かったこと、
親は子供にたくさんの罪を犯すけど、子供がどの罪を忘れてくれるのか、
どれだけ覚えているのか。。。みたいなセリフを言うのですが、
親って一生懸命子供を育てているつもりだけど、親なりにやっぱり
人間だしイライラしたり、失言しちゃったりもあるわけで、苦悩や
後悔をしているんだなぁ〜って改めて思ってしまいました。
また、一番幸せだと思う時期を回想しながら、大事な子供達に見守られて
死んでいけるなんて、ものすごく幸せなんじゃないかな、と思いました。
日本だったらこんな「最期」の迎え方をする人ってまだまだ少ないのかな
って思いますし・・・
いろんな意味で、考えさせられる映画だなって思います。



あ、お母さんとあまり仲良くない女性は、この映画特に見たほうがいいかも。
なんて、勝手に思ってます。
ちょっとはお母さんとの関係を見直そうって気になるんじゃないかな。


                                                                                          • -

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