Paris日記〜モン・サン=ミッシェル-2

モン・サン=ミッシェルの歴史・・
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する
聖地だったそうです。
8世紀始め、オベール司教がが夢のなかでミカエル大天使から
「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、ただの夢と思い信じず、
忘れてしまったそうです。
もう1度同じ夢を見たのですが、またただの夢だと思い、すぐに忘れてしまった
そうです。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベール司教の
頭に指を触れて強く命じた。翌朝、オベール司教は自分の頭に手を置くと頭に
穴が開いていることに気づいて愕然とし、大天使ミカエルのお告げが本物で
あると確信して大急ぎで礼拝堂を作ったのが始まりといわれています。
最初は小さな礼拝堂だったそうですが、増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在の
ような形になったそうです。



ちょうど、クリスマスの後だったので、キリストの生誕物語の
人形が置いてありました。
ヨーロッパの教会では、良く見かけますね。



礼拝堂内部のステンドグラス。


礼拝堂を出ると、中庭がありました。
カトリックの当時の教会では、外界から遮断された場所を
作らなければならない、という決まりがあり、中庭のある
教会が多いそうです。
礼拝堂の扉を閉めると、本当に静かです。
この中庭で考え事をしたり、本を読んだり・・・当時の人たちは
そういうスペースにしたそうです。


上の写真の反対側から撮影。礼拝堂を中庭から見た
概観です。


中庭にあったステンドグラス。



これは、天井です。
モン・サン=ミッシェルの特徴は、木の船底をひっくり返した
ような天井が数多く見受けられることです。
この地方では、船作りが盛んだったためその技術が応用されて
こういった天井がいくつか見られたそうです。



これが、昨日の日記に書いた礼拝堂のてっぺんに乗っていた
ミカエル像。
この像に金を貼り付けて作ったとのことで、ほぼ原寸大とのことです。
金の銅像はこんな表情をしております。




                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ