「Duets」 Frank Sinatra

yuko20602007-12-24



やっと55枚目まで来ました。
Jazzのアルバムってかなり久々に取り上げるような
気がしますが、今回はFrank SinatraのCDをご紹介します。
Frank Sinatraといえば、あまりJazzを聞いたことがない人でも
彼の名前くらいは知っているんじゃないかしら?
私は実は彼のアルバムはこの1枚しか持っていないし、
恐らく、彼の【全盛期】と言われている頃の歌を全く知りません。
だから、そんな私がこのCDをご紹介するのはおこがましい
ことなのかもしれないのですが、私にとってはこのCD、かなり
重要な通過点だったので、ご紹介しようと思います。


2005年6月13日のBlogでご紹介した、Candy Dulferの
「Sax-a-go-go」 というアルバムの中でも書いていますが、
Dave Grusinの「Gurshin Connection」に衝撃を受け、
手当たり次第JAZZやFUSIONを中心に洋楽を聞き始めた頃出会ったCDの1枚です。
確か、1992年か1993年に発表されたアルバムで、この後このCDの「2」が
発売されたのですがそれが最後に発売されたアルバムになったと思います。
亡くなったのが1998年なので、かなり晩年の作品ですね。
ビックバンドスタイルのJAZZなんて、ほとんど聞いたことがなかったし、
何も分からないながら、私の感性にピーンと来たようで、しばらく
ヘビーリスニングしていました。
まだ、10代だったんですけどね。
今思えば、シブい10代ですよねぇ(苦笑)
このCDはSinatraの晩年にかなり近い作品ですが、まだまだ声に張りがあって、
素晴らしい歌を聞かせてくれています。
彼自身のヒット曲やJAZZのスタンダードをいろんな人とDuetして聞かせている
作品ですね。



私が好きなのは
Luther VandrossとDuetしている1曲目の「Lady Is A Tramp 」、
Tony BennettとDuetしている6曲目の「New York New York 」、
Anita BakerとDuetしている12曲目の「Witchcraft 」ですね。
「New York New York 」は彼の代表曲の1つでもありますよね。
他もたくさんの人がカバーしているJazzのスタンダートナンバーがたくさん
歌われていて、聞きやすいと思います。
このアルバムのいいところは、Sinatraが好きなように好きな人とDuetしている
ところ、そしてDuetが非常に自然なところですね。Guestを過度にfeatureする
こともなく、自分自身が前面に出過ぎることもなく、Duetしている相手との曲で
の歌う配分もちょうどいいし、非常に自然だと思います。
しかも、ビックバンドをバックに気持ちよさそうに歌っているところがいいです。
最近、なかなかビックバンドをバックにJazzを歌うってスタイル減ってきてますからね。
管楽器の気持ちいい音と共にSinatraの素晴らしい歌声を楽しんでみてはいかが
でしょうか?
やっぱり、シブ過ぎるかな・・・。
でも、ホントこのアルバム、いいんですよ〜。
じわじわ染みてきますよ、頭の中にね。


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