L'ulutimo Atrio@原宿クエストホール


今回はこのイベントに、Fried Prideが出演するというので行ってきました。
昨年、L'ulutimo Bacioの方の招待券が当たり見に行きましたが、このイベント
結構いいアーティストが出ているのにもかかわらず、お客さんの入りがイマイチ
なのがきになります。
今回もそれほど大きいホールではなかったのに席が満席になっていなかったので
ちょっと残念でした。
昨年のL'ulutimo Bacioは、恵比寿ガーデンホールで1/3もお客さんが入って
いなかったので、それよりはずっとよかったと思いますが。。。
今回は、オープニングアクト青木カレン、新鋭JAZZピアニストといわれている
松永貴志Fried Prideという3組が出演とのことだったので、楽しみに
見に行きました。
しかし、当日山中千尋というピアニストが急遽出演になったようで4組
見る機会ができて、かなりおいしいライブだったと思います。
それぞれの感想を書いてみようと思います。


1.青木カレン


彼女のことは、最近、某ライブハウスのスケジュールやインフォメーションなどで
期待の新人ということで、名前を目にしていたので、とても気になっていました。
今回オープニングアクトということで6曲披露してくれました。
感想としては、かなり堂々としていていい声の方なんですが、もしかしたら
もう少しキャリアを積んで円熟味を増してきてからの方が、魅力のある
ボーカリストになるんじゃないかな。。という感想でした。
とてもハスキーで素敵な声なんですが、熟し切れていない声だな、という印象を
受けてしまいました。
なんとなく声だけ聞くと、美空ひばりさんをかなり低くした感じなので、円熟味を
増したら、ものすごい歌手になるんじゃないかな、と思って見ていました。
彼女のことは、もうしばらく先に見てみたいな、と先が楽しみになりました。



2.松永貴志


彼のことは、雑誌ADLIBなどでも名前を目にしていたし、何よりほぼ毎日、
テレビ朝日報道ステーションで彼の曲の一部を耳にしていたので1度生で
聞いてみたいなぁ〜と兼ねてから思っていたので、その念願がかなって
よかったです。
10/8に「題名のない音楽会」で司会をされていましたが、そのときもピアノ演奏を
目にすることができなかったので本当に残念に思っていました。
彼のピアノのまん前で見ることができたので、彼の手、指をずっと見てしまいました。
男性なのにあまり大きい手ではないのにびっくりしました。
そして、ピアノの鍵盤の上で指が踊ってる!!
音も男性なのに繊細で柔らかい。非常にいい音を出していて一発で好きに
なりました。
彼の愛嬌のよさなどは、「題名のない音楽会」で既にわかっていたので、その上
さらに音楽がいい!となれば好きにならずにいられません。
自由に音楽を奏でつつ、かつベースやドラムとの掛け合い、音での会話を成立
させていて、この人、只者ではないなぁ〜という感じでした。
今度CDをじっくり聞いて彼のライブに足を運んでみたいです。



3.Fried Pride


ここのところ、かなりいいペースで彼らのライブに足を運んでますね。
今回はジョイントライブ、ということで持ち時間30分ちょっと。
本当に短くて残念でした。
でも、正直、今回の彼らはいつもより固かったなぁ・・・。
お客さんがいつもと違う(彼らだけを見に来た人ばかりではないので)のも
あったんでしょうけどね。
でも、やっぱりSHIHOちゃんはお客さんを乗せるのがうまいよなぁ〜。
最終的には、彼らのペースになってるから、ホントすごいです。
いつもやっている、横田さんを励ます「リーダー」コールもやるし、ここのところ
高齢になっている「Words With Wings」という曲で最後にお客さん総立ちで
「Good Music」と言うのもやってしまいましたからね。
しかし、今回はSHIHOちゃんの声の出がいつもよりよくなかったかなぁ。
お疲れだったんでしょうか??若干いつものように引っ張る感じがなくてちょっと
残念でした。
今まで、こんな時期に結構フラプラのライブを見ていた気がしますが、今回初めて
彼らの歌うクリスマスソングが聴けたのが本当にうれしかったです。
正直、フラプラにあまりクリスマスソングのイメージがなかったので、ちょっと
びっくりしてしまいましたが、たまにはいいかもしれないなぁ〜なんて思いました。



4.山中千尋


NYで活躍しているピアニストなんですね。
彼女は、NYでレストランなどで演奏したりしているらしいです。
今回のイベントで配られたチラシに、最近出たアルバムが好評と書かれていましたが
チケットに彼女が出演することも書いていなかったし、ライブで登場するまで何も
知らなかったので、びっくりしてしまいました。
NYからのミュージシャンを従え、5曲ほど演奏されました。
まだ若い女性ピアニストなんですが、バラードです、といいながらぜんぜん
バラードじゃない激しい曲が多くてびっくりでした。
とても上手いなぁ〜という感じなんですが、すべてピアノの弾き方から激しすぎて、
ずっと聞いていたら正直疲れるなぁ・・という感じでした。
1曲目から玉のような汗をかきながら演奏してましたからねぇ。
ものすごかったです。
正直、今の日本の女性JAZZピアニストでここまで激しい弾き方をする方
いるんでしょうか?
私の勝手な感じ方としては激しいけど「魂の叫び」という感じではなかったので、
どうしても自分の心の琴線に来なかったみたいです。
私は間違えなく松永貴志さんのほうが好みですね。
たまには激しくてもいいけど、ピアノはどちらかというと透明感があって鍵盤の
上を踊ったり転がったりしながら弾いているようなピアニストの方がどうやら
好きみたいです。
今回この若手の2人の対照的なタイプのピアニストを見て、自分の好みがはっきりと
わかったのが収穫でした。





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