「僕のピアノコンチェルト」

yuko20602007-10-26




『自分の能力と心の成長の葛藤・・・そこがテーマの映画だと思います。』



※画像は映画「僕のピアノコンチェルト」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


主人公のヴィトスは初めて買ったおもちゃのピアノで「ハッピー・バースデー」を
弾きこなし、幼稚園で地球温暖化について語り、お遊戯そっちのけで辞書を読みふける。
驚異的なほどに高い知能指数を持ち、ピアノの才能も天才的。
“こうなったらいいのに”と思い描く夢を全て叶える能力をもち、12歳ながら高校に通い、
難曲をも弾きこなす。
両親や周囲の期待を一身に受けながらも心は子供のままの少年が、唯一自分自身で
いられるのは、大好きなおじいさんと一緒に過ごす時間だけ。
「他の人間になりたい。普通の人に」と苦しい胸のうちを吐き出すヴィトス。
そんなヴィトスの姿を見たおじいさんは大胆なアドバイスをし、ヴィトス少年は
ある行動に出るのだが・・・



今回もスウェーデンの映画だったのですが、どうもインディーズ映画というのか
ここ3連続、きちんと作ればいい話なのに、ちょっとつなぎが悪いため、入っていけない
作品を見てしまい、ガッカリしております。
この作品も、「ものすごい能力を持っている少年が親の期待を背負い
どう生きていくか、心と能力の年齢のギャップに悪戦苦闘していく「成長」が
テーマだと思うのですが、ヴィトスの各年齢から各年齢へのつなぎ方が非常に悪くて
ブツっと切れてしまうところがイマイチだったので★3つです。


ヴィトスが天才ピアニストなので、映画中にずっとクラシックピアノの曲が
流れているので、クラシック好きな人は特にこの映画は楽しめるかもしれないです。
音楽の流れ方がなかなかこの映画よかったので、もう少し脚本を練ってストーリーの
つなぎ方を考えれば、もっとよい作品になったのでは?と思います。
映画の後半はなかなかよかったんですけどね。


あと、親は子供の出来がよければ過大な期待をして、自分の思うように子供を
育てようとするけれど、子供の意思がそこには存在しないので、葛藤して
あらぬ方向にいく・・というちょっと考えさせられる部分もあったりして
そういう意味では勉強になる作品でしたよ。





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