「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」

yuko20602007-10-21



『壮絶な人生模様でした。』



※画像は映画「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



1915年、エディット・ジョヴァンナ・ガションはフランスのパリ、
ベルヴィル地区に誕生した。
時は第一次世界大戦中で、町中は戦火の渦だった。
歌手を目指していた母アネッタは、路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日。
そして、そのそばでエディットは小さくうずくまっていた。
その後、彼女は祖母ルイーズが経営する娼館に預けられることになった。
エディットのことを実の子と同じように可愛がる娼婦ティティーヌたちに出会い、
戦争で傷ついた彼女の心は少しずつ癒えていった。
しかし彼女の幸せな時間は長くは続かなかった。
虚弱体質の彼女は角膜炎を患い失明してしまったのだ。
何とか彼女の目をもとに戻してやりたいと思い、ルイーズたちは、エディットを
教会に連れて行き、聖テレーズの前で祈りをささげる。
そして奇跡が起き、彼女の目は光を取り戻したのである。
その後、彼女は聖テレーズのクロスを生涯手放す事はなかった。
 それから、大道芸人の父親に引き取られ各地を転々としたエディットは、
父の大道芸の傍らで歌うことを覚える。彼女が歌った時は、
いつもの数倍の金が集まった。彼女は自分の歌が人の心を動かすのを知ったのだ。



舞台が1930年代〜1960年代。
戦前〜戦後までの時代を生き抜いた女性の物語なのですが、学校にも行けず
壮絶な人生を生きたんだなぁ〜という感じです。
親に捨てられたり、父親に仲良くしていた娼婦と引き離されたり、自暴自棄に
なりかけるような幼少時代を歩んできたのではないでしょうか。
そして、母親譲りの歌の才能に気づき、お金を稼ぐために歌い始めるのですが
街角で歌っていたところ、見出され表舞台へと出てくるのです。
そこからの彼女の人生は、ちょっと傲慢で、強情なのですが、強く生きて
行くためにそうならざるを得なかったのかなぁ〜と思います。
また、本当に好きだった人が亡くなったことにより、彼女がそうならざるを得なかった
のかもしれないですね。


映画自体は、彼女の晩年の様子から幼少時代の回想に戻っていく、行ったりきたりで
ちょっと分かりにくかったのですが、そういう手法で作られているんだな、というのが
すぐに分かったので、私にはおもしろく見れました。
ただ、ちょっと飽きた人もいたみたいで、途中で映画館を去っていく人がいて残念
でしたけど。
劇中の歌が、恐らく本人のレコーディングされたものを使われていたんだと思うのですが
(主演女優さんが歌っていたのではないと思います)本当にいい声で、シャンソン
たまにはいいなぁ〜って思ってしまいました。
「あ。。。聞いたことがある」と思うような曲もいっぱいあって、彼女が歌って
流行らせてスタンダードナンバーにした曲がいっぱいあるんでしょうね。
そういう楽しみ方が出来る映画だと思いました。
もうすぐ公開終了のようなので、音楽好きな方はぜひ、見て下さいね。





                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ