「この道は母へとつづく」

yuko20602007-10-15



『期待していたのに・・泣けなかった
 ラストシーンがあっけなさすぎました。』



※画像は映画「この道は母へとつづく」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



極寒のロシア。凍てつく辺境の土地に寂しく佇む孤児院。
そこで育てられる子供たちは、親に捨てられた孤児ばかり。
貧しく暮らす彼らの希望は、裕福な外国人の養父母に引き取られていくこと。
6歳の少年ワーニャは、幸運にもイタリア人夫婦に気に入られ、
養子として院を出ていくことになる。
選ばれなかった仲間たちから羨望と嫉妬で見られながら、その幸せを
素直に喜ぶワーニャ。
しかしある日、すでに養子として引き取られていった友達の母親が
孤児院に突然現れたことで、自分を産んでくれた母親の存在を意識し始める。
「一度でいいから、ほんとうのママに会いたい─」
つかみかけた目の前の幸せを逃がすべきではないと、仲間や院長から
諭されるワーニャ。
しかし義理の親のもとで暮らす前に、ほんとうの母親に会いたいという想いは
日増しに強くなってゆく。
必死で文字を覚え、資料室に保管された出生記録を盗み読んだワーニャは、
前に預けられていた孤児院の存在を知る。
そして遂に孤児院を脱走する。
ほんとうのママに会うために養子縁組で金儲けをする仲介業者の追跡を逃れ、
独り列車に飛び乗る。



あまり前知識を持たずに見たのですが、泣けるストーリーだと言うことで
ちょっとだけ期待していました。
私の場合は、なかなか映画館で泣けないんですけど(苦笑)
しかし・・・やっぱり泣けなかったかなぁ〜。
というか、試写会で見ていて泣いている人あまりいなかったような?
最後の最後まではとっても話の流れがいいんですよ。
主人公のワーニャが本当の母親への思いを募らせ、養子縁組の業者から
逃げて母親を探しに行く様子がハラハラドキドキ・・・ここまで来たら最後は
かなり感動できるんだろうなぁ〜って期待できるんです。
しかし・・・ラストシーンがあまりにもわからなすぎて、結局のところ
どうなったのよ??という感じなんですよね。
だから、泣けなかったんです。
最後の空白と言うかの雰囲気で創造してね、と言う感じなのかな。
あまり見せないほうが映画として美しいと思ってこういうラストシーンに
したのかなぁ〜といろいろ推測できるんですけど、うぅ〜ん、
映画の持って行きかたを考えると、結末を見せたほうがスッキリ泣けた
のではないかな?って思います。
ちょっと、残念。


映画の舞台がロシアで、冬のシーンが多いので見てると「寒そう!」って
本気で思います。
孤児院もなんか、とっても汚い感じだしこうして映画を見ていると日本って
かなり恵まれてるんだなぁ〜って素直に思えます。
ちょっと映画のタッチも背景が冬のせいか暗い感じもしますがストーリーは
ラスト直前まで、テンポ良く進んでいくし短い時間に良くまとまっていると
思います。
主人公ワーニャの心理描写もいいですしね。
「泣ける」ことを期待しないで見ればいい映画だと思います。





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