Eric Benet with Michael Paulo Band＠BNT

Eric Benetを見に、BLUE NOTE TOKYOに行ってきました。
2005年の来日時に、スケジュールのタイミングと、金銭的にきつかったのとで
断念したので、今回は絶対に見に行こうと、張りきって見に行きました。
しかし、会社帰りにダッシュしたのに、人気公演で皆早くから来ていたんですね。
18：00過ぎに着いたときにはほとんど席が埋まっていて、自由席エリアの一番後ろの
端っこしか空いていませんでした。
でも、よく見えたからよかったかな。

Eric Benet目的で行ったので、正直Michael Paulo Bandのことはノーマーク。
というか、タイトルからも、Eric Benetがメインだと思っていたのに
最初、Michael Paulo Bandが3曲も演奏したことにビックリでした。
いつになったらEric Benetが出てくるのだろう・・と思いながら
ライブを見ていたのですが、ノーマークで全く予備知識なくみる
Michael Paulo Bandは、なかなかおもしろかったです。
Michael PauloはSax Playerで、ハワイ出身のようです。
お母さんが日本人で、Second Nameが「タツオ」ですと、MCで言ってました。
顔が濃くて、くどい感じもするんですが、MCがおもしろくて、一生懸命
日本語を話そうとする姿が、親しみが持てました。
肝心のSaxは・・・かなりのテクニシャンですね。
あと、肺活量がすごい！！　音が大きいのですが、無理して出している感じは
全くせず、普通に吹いて音が大きい人なんだ、という感じでした。
音が大きいのにも関わらず、メタルマウスピースで音が割れていない・・どころか、
非常に筋の通った音が出ているのがビックリでした。
だから、バラードや、後でEric Benetが登場した後、小さ目の音を出している時
スカスカした音がしていないところが、すごいなぁ〜と思いながら見ていました。
彼って、アル・ジャロウのサポートなどもやっていたり、アメリカではものすごく
CDが売れているSax Playerだったんですね。
ライブが終わってからそのことを知ってビックリでした。
CD、買ってみようかなぁ〜。
Eric Benetとは、3年前に行なわれたJAVA JAZZ（確か、マレーシアか
シンガポールで行なわれているJazzフェスだったはず・・・）で、一緒に
演奏したことがきっかけで今回の公演が実現したとのことです。
Eric Benetが登場するまでは、双方が上手くマッチングすることが全く想像
出来なかったんですが、Michael Paulo Bandも実力派ぞろいでしたし、
Eric Benetももちろん実力派Vocalistなので、演奏が始まれば、双方が
上手く溶け合って美しい音楽をつむぎだしていました。
Eric Benetを生で見たのは確か6年位前だったとおもうのですが。。。あの時は
2ndアルバム発売後で、かなりhip Hopな方向へ行っていて、ミーハーな感じの
Fanも多かったし、どうなのよ。。って感じでしたが、やはりJazzyで
大人の音楽、という方向で今は進んでいるので、落ち着いた音楽で
とてもよかったです。
彼の美しいVocalに、溶けて、ちょっと涙してしまいました。
また、Eric Benetが色気があって、とてもカッコイイので目の保養にも
なったしこれ以上の至福の時間はなかったです。

いろんな曲を演奏してくれて、来年2月頃に発売予定だというnew albumから2曲、
あとは、今現在一番新しい「Hurricane」というアルバムからほとんどで、
歌ってくれました。
2ndアルバムに収録されている「Geogy Porgy」も演奏されたのですが、前述の
6年位前にライブで見たときは、打ち込み、機械音が前面に出ていて、名曲が
もったえない！って感じでしたが、今回、Eric BenetのCDのアレンジを
Michael Paulo Bandで生音でやったら全然よかったので、今後は生音でやって
ほしいなぁ〜と思ってしまいました。
ライブ自体はいつもどおり1時間半くらいだったのでもっともっと聞きたかった
ですが、ホント、幸せな時間になりました。
明日、東京JAZZに出演しますが、こっちはチケット取っていないので、次回の
来日を楽しみにしたいと思います。
明日の東京JAZZのチケット、取ればよかったなぁ・・・ステイシー･ケントも
参加しているのに。
でも、明後日（9/21）の東京JAZZには参加するので、よしとしましょうかね。

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