「88+∞(Infinity)」  塩谷哲

yuko20602007-08-11





このヘビーリスニングシリーズ、どこまで続くか分かりません、
なんていいながら、50まで来ました。
自分でも信じられない感じです。
目標は100枚ですが、ここが折り返し地点ですね。
ここから先、どこまで行けるかかなり自信がありませんが、少しずつ
ゆっくりいろんなCDをご紹介できれば・・と思っています。
さて、そんな折り返し地点に私にとってとても特別で大好きな
CDをご紹介しようと思います。
私の頭の中で時々このCDが流れているほど、大好きな作品です。


今回ご紹介するのはピアニスト塩谷哲(しおのやさとる)さんのCD。
あまりにも身近に彼のFanの方がいっぱい居るので、彼のCDに
触れるのを躊躇していたのですが(汗)せっかくなので
ご紹介したいと思います。


塩谷哲さん。。SALTさん、彼はNYを中心に活動し、グラミー賞
ノミネートされたり、国連平和賞を受賞したあの伝説のサルサバンド
オルケスタ・デ・ラ・ルス」のピアニストだった方です。
バンドの解散間際くらいからソロ活動をされているのですが
現在までに9枚アルバムを出されていますね。
このアルバムはSALTさんの4枚目のアルバムで、私がSALTさんを
聞き始めた最初のアルバムでもあり、衝撃を受けたアルバムでもあります。
SALTさんを聞き始めたきっかけは、やはりSing Like Talkingで、
SLTのコンサートツアーでサポートしている日本のFusionミュージシャンを
片っ端から聞いてみようと思い最初に聞き始めたのがSALTさんでした。
そして、「こんな素晴らしいミュージシャンが日本に居るんだぁ〜」と
私の視点を日本にも戻してくれたアーティストの1人でもあります。


SALTさんの9枚のアルバムのうち、このアルバムのように
ちょっとPopで、少しだけFunkyでカッコイイアルバムが他にもあるし
完全にJazzトリオで作っているものもあるし、クラシックなものも
あるのですが、私にとってはこの作品以上に好きなCDはありません。
このCDは風化しない魅力を持っている作品だと思います。
「普遍」でありえる魅力のある作品だと思います。


私がまずこのCDでKOされたのが1曲目の「SALT PEANUTS」。
Dizzy Gillespieの名曲なんだそうですが、彼の録音を
上手くミキシングして、歌詞をつけてピアノを載せている
カッコよさに完全にKOされました。
もちろん、もともとの原曲の良さがあるんでしょうけど、
SALTさんの音楽的なセンスがかなり光っていますね。
この後の曲もラテンのエッセンスを充分に入れつつ
Jazzyでとてもおしゃれな作品になっています。
3曲目の露崎春女ちゃん(現Lyrico)がVocalで参加している
「Magic, Dream, or true love?」なんかは、ドライブで
ガンガンかけて走りたい曲・・というくらいGroovyに仕上がっていて
とてもかっこいいです。
逆に4曲目の「88+∞(Intermezzo)」は、いろんな楽器が
サビを繰り返しているのですが、これがかわいらしい曲に
出来上がっていてよいです。
逆に9曲目の「That's the Way Life Goes」はアコースティックギター
前面にどこか、懐かしさと暖かさを感じさせるサウンドで、
CDの最後に向かって、ほっとさせる要素がとてもいいと思います。
その他、どの曲を聞いてもとても素晴らしいと思います。
ピアノだけのシンプルなアルバムが意外に飽きてしまって
好きじゃない、とかFusionは苦手という人でもこのアルバムは
かなり素直に楽しめる作品だと思います。
私はこのCDは、【名盤】の1枚だと思っていて自信を持って
オススメします。
ぜひ、聞いてみてください。


                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ