「リトル・チルドレン」

yuko20602007-07-18



『身近に起こりえそうなストーリーですね。』



※画像は映画「リトル・チルドレン」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ケイト・ウィンスレット演じるサラ・ピアースはアメリカのボストン郊外の住宅街
ウッドワード・コートに住む主婦で、グレッグ・エデルマン演じる夫のリチャードが
企業ブランディングの会社で成功し、ここに家を買って3歳の娘を連れて
引っ越してきてまだ日が浅い。
サラは近所の公園でいわゆる「公園デビュー」をするが、他の主婦たちと
とけ込むことができないでいた。
"郊外に住む典型的な主婦はこんな感じなのだろう"と距離をおいて主婦たちを観察していた。
 思い切って主婦たちに話しかけてみたところ、彼女たちの興味の関心は、
しばらく公園に姿を見せていない若い父親のことだった。
彼のことを主婦たちは『プロム・キング』と呼んでいた。
『プロム・キング』が久しぶりに息子を連れて現れる。
主婦たちは新参者のサラに彼と話をするようにけしかける。主婦たちの俗物性にも
呆れていたサラは彼に話しかけてみる。彼はブラッド・アダムソンと言って、司法試験の
合格を目指して主夫をしている普通の男性だった。主婦たちを驚かせるために、サラは
ブラッドに軽くハグしてキスするように頼むとブラッドは承諾して、その通りに実行する。
その光景に驚いて、主婦たちは公園から急いで立ち去る。
しかし、このことがきっかけでお互いが忘れられない存在となっていく。



描き方が、若干サスペンスタッチなので、ドキドキハラハラさせられましたが、
人が殺されたりするわけではないので、ハラハラドキドキしなくても
いい映画だと思います。
若干、ストーリーのタッチが暗いので、大ヒット作品になるなぁ〜という
感じではないですね。
主人公のサラは、夫に対して不満を持っているし、子供に対しても
四六時中一緒にいるので、ストレスを感じているし、近所にも友達が出来ずに
いろんなストレスを感じているのですが、ブラッドと出会い関係を持つことで
現実逃避をしようとしているのですが、きっと世の中の人はこの映画のサラや
ブラッドのような行動に出たいと願望を持っている人もたくさんいるのでしょうね。
この映画の題が「Little Children」となっていますが、映画に登場する
子供達のことではなく、自分の運命を受け入れ切れていない大人になりきれて
いない大人たちのことをさしているのだな・・と見ているうちに思いました。
あと、犯罪を起した男性が戻ってきて、そのことにより近所に波紋を起したり、
その男性に執拗に抗議行動を1人でしている元警察官の男性が出てくるのですが、
犯罪者の社会復帰とかそういった問題も投げかけているような気がします。
さらっと見てしまいがちになりますが、本当は主題が非常に深い映画なのかも
知れないですね。
見たあと、いろんなことを感じる人はたくさん感じると思いますし、
何も感じられない人は、「つまらない映画」と思うかもしれないです。
私は見終わったあと、ちょっと後者の感想でしたが、改めてこのBlogを
書くにあたりいろいろ考えていたら、深い映画かもしれないな・・と
思えてきました。






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