「私たちの幸せな時間」

yuko20602007-06-28




カン・ドンウォンはこの作品で、演技派へ成長したような気がします。』




※画像は映画「私たちの幸せな時間」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


カン・ドンウォン演じるユンスは3人を殺した死刑囚。
イ・ナヨン演じる元・歌手ユジョンは3回自殺未遂をしている自殺願望者。
出会うはずのなかった2人だが、ユジョンの叔母の計らいにより2人は
出会うこととなる。
それぞれが人生に絶望し、孤独を抱えていたが、お互いが向き合うことになり
毎週木曜日10時から13時の面会時間が段々、2人の幸せな時間となる。
初めは敵対心に満ちていた彼らが、やがて、“私たちは似ている”ことに気づく。
生まれて初めて、自分の言葉に心を開き、耳を傾けてくれる人。“本当の自分”を
さらけ出せる唯一無二のかけがえのない相手に出会った。
そして、初めて自分を赦すことができた。
人生の果てで、ようやくめぐり逢えた幸せ。それは限りなく輝いていた。
毎日が木曜日であってほしい……。
しかし、彼らに許された“幸せな時間”は、長くは続かなかった。



韓国映画。。。さすが!というのか、こういうストーリー展開をよく
考え付くなぁ〜という感じですね。
日本人でも欧米人でも、こんなストーリー思いつかないんじゃないかなぁ〜。
「Happy Endではなく、泣けるストーリーが好き」という韓国人ならでは
なのか、喜怒哀楽の「哀」の部分がたくさん詰まった映画だと思います。
主人公の2人は映画の中で少しずつ分かってくるのですが、それぞれが
子供の頃に負った心の傷や、トラウマで人生にとても投げやりになっていて
人にものすごく冷たく当たったり、めちゃくちゃなことをして、
「自分勝手」に生きています。
しかし、あることをきっかけにユンスの心の氷が解けて、変わり始め、
それに呼応するようにユジョンの態度も変わっていきます。
後半は、ラブストーリーでもあり、ユンスの更生の様子でもあるんですが・・
彼らのトラウマや心に受けた傷が明らかになっていくうちに、段々
見ていて悲しくなってきます。
ラストは、かなり泣けますね。
(とかいいながら、相変わらず素直に泣けなかったのですが・・)
私はラストシーンよりも、ちょっとまえのユジョンが母親に会いに行く
シーンの方がぐっと来ました。
映画で感情移入しやすい方は、かなりこの作品、泣けると思います。
カン・ドンウォンはこの作品で「かわいい男の子」から脱却し、演技派俳優に
なったのではないでしょうか?
前半の殺気立った演技、後半の更生していく様子を見て、死刑を執行したく
なくなる人物と実によく演じていたと思います。
今後の彼の出演作品が楽しみですね。






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