「Beautiful World」 TAKE6

yuko20602007-06-25



TAKE6のライブの感想はかなりこのBlogで書いているのにCDは
あまりご紹介していなかったんですね。
この「ヘビーリスニングシリーズ」を始める前に1枚だけご紹介した
「We wish you a Christmas」というクリスマスアルバム以外、
意外にTAKE6のCDをご紹介していなかったので、このCDをご紹介
したいと思います。


このアルバムはカバーが中心で、1曲目の「Takin' It To The Streets」は
Doobie Brothersの有名な曲ですね。
これが、TAKE6のコーラスワークを生かしつつ、Groove感のある
サウンドに仕上がっていて、カッコイイ!!と言う感じです。
ここから一気にCDに入っていける感じがいいですね。
その他、Stevie Wonderの「Love's in Need of Love Today」
Bill Withersの「Grandma's Handsなどなどが
カバーされているのですが、それぞれの原曲の持ち味やよさを
そのままに、TAKE6のハーモニーや人の声で作られるGrooveを
大切に仕上がっています。
このアルバム、マーカス・ミラーがProduceしているのですが
その辺がとても上手くて、圧巻ですね。
マーカスのプロデュースは、クセがなくて好きです。
また、5曲目のDonald Fagenの「I.G.Y」をアレンジした
「Beautiful World」は、美しい曲に仕上がっていてなかなか
よいです。歌詞もちょっと、「世界は美しい・・」みたいな
宗教的な意味合いも込められていて、歌詞もとても
美しいです。曲名に合っている気がします。
そして、個人的に感じるのは、このCDがどちらかというと
「LOVE」とか「PEACE」とか「HEALING」をテーマに
選曲されていて、聞いている人に「博愛」とか
「安らぎ」とかを少し訴えていると言うか、提供しているというか
そういう意図が少し感じられます。
もっとも、彼らがカトリックのようなので、そういう精神が
少し入っているのかもしれませんね。
6曲目の「Don't Give Up」なんかは、Gospelっぽいアレンジに
なっていたりしますし。
タダ、前面にその精神を出しているのではなく、よく聴いていると
その精神が随所に感じられるなぁ〜というくらいです。
だからこそ、とてもこのアルバムが心地よく仕上がっているのでは
ないか・・と私は勝手に分析しています。



このアルバムの曲は、全てすきなのですが、その中でも
気に入っているのが、
「Takin' It To The Streets」
「Beautiful World」
「Lovely Day」
「Peace in the Valley」ですね。
そして、更にいいなぁ〜と思うのが、11曲目の 「Peace in the Valley」
と、13曲目の「Lovely Day」の間に入っている「Street Jam」
マーカス・ミラーのベース炸裂、David SanbornのSaxの
Blowしまくり・・・と言う感じでかなり気持ちのいいGrooveが
短い時間ですが聞けます。
そこに、TAKE6のコーラスが重なっていて、かなり気持ちがいいです。
結構、こういうJam Session的な曲で「もっと聞いていたい・・」
みたいな曲が、意外によかったりする場合もありますよね。
このCDはTAKE6初心者には非常に入りやすい作品だと思います。
Popですし、誰でもがどこかで聞いたことがあるような曲が
いくつか入ってますし。
TAKE6を聞いてみたい人には、この作品を私はオススメしますよ。


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