「ボルベール」

yuko20602007-06-13

原題:Volver




『淡々としているけれど、登場人物同士の葛藤や心のふれあいがよい作品でした。』



※画像は映画「ボルベール<帰郷>」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。
明るくたくましい彼女にも、10代の頃、確執のあった母がそのまま父と
一緒に火事で亡くなってしまうという苦い過去があった。
そんなある日、夫がパウラに関係を迫り、抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。
ライムンダは愛娘を守りたい一心で、夫の死体の処理に奔走、事件の隠蔽を図る。
そのさなか、今度は故郷ラ・マンチャに住む伯母の急死の報せがくる。
ライムンダの姉ソーレが葬儀へ駆けつけたところ、彼女はそこで死んだはずの
母イレネの姿を見掛けたという奇妙な噂を耳にする。


「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル
監督作品ということで、期待して見に行ったのですが、期待を裏切らない良い作品でした。
昨日のライブのおかげで、かなり寝不足で眠かったのですが、全く映画を見ながら
眠くなることもなく、自然に入っていけました。
ストーリーはものすごく動きがあったりするわけではないのですが、どちらかというと
淡々としているのですが、感情移入しやすい作品だと思います。
アルモドバル監督の作品は、派手さはないけど、印象に残る作品が多いですよね。
スペイン独特の雰囲気がありつつ、哀愁が漂いつつ、アルモドバル監督独特の
雰囲気がある映画が多いと思います。
また、ストーリーに無駄な部分がなくて、分かりにくいとかいうこともないのが
よい特徴だと思います。
この作品は家族の関わり方をテーマに描かれているんですが、いろんな紆余曲折があり
最後に絡まった糸が解ける映画になっています。
派手な仕掛けもないけれど、ストーリーで魅せる作品だと思います。
主演のペネロペ・クルスも、相変わらずかわいらしいし、英語をしゃべっている時より
ナチュラルな感じでよいです。
女性は特に、この映画すきなんじゃないかな、と思います。






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