「Walking Down Rainhill」 Jake Shimabukuro

yuko20602007-05-27




2004年の夏、昭和記念公園で行われた「情熱大陸」のライブに
友人に誘われて、Jakeを見たのがきっかけで、JakeのCDを
聞くようになりました。
それまで、彼のことがハワイアンを聴き始めていた私には
とても気になる存在だったのですが、なかなかCDを手にするに
至らなかったのです。
しかし、ライブを見に行く時に「ライブを見てよかったらCDを買おう」と
思っていて、やはりライブの後CD屋さんで手にしたアルバムです。
しかも、このCD、初回限定版ではDVD付きでした。
私が買いに行ったときには既に初回限定版がもう数枚しかCD屋さんにも
残っていない・・という状態で慌てて買いに行ったCDです。


初めて彼の曲を聞いたときは衝撃的でしたね。
ウクレレ=ハワイアンというイメージしかなくて、ハワイアンの曲の
ゆったりとした中で出てくるものという認識しかなかったのに
ギターのようにガンガン弾いてくるスタイルに圧倒されました。
そして、ウクレレという楽器のスタイルや概念を根底から覆されました。
多分Jakeの音楽を聴いてそう、感じる人が多いのではないでしょうか?
Official HPのBiographyを見ると4歳からウクレレを弾き、高校を卒業した
ばかりの1998年にデビュー。
ジミ・ヘンドリックス、エディ・ヴァンヘイレンといった名ギタリストたちの
音楽を聞きながら、そのプレイをウクレレで表現しようと考えた・・という
のだから、すごい人です。発想が豊かですね。
ウクレレってこんなにガンガン主張する楽器だっけ??」とか
「これが、ウクレレなの?と思わせられる演奏がたくさん入っていて
Fusion(=融合・変化)という音楽ジャンルを「地」で行っている
アーティストですね。
Jakeの演奏を聴いていると、「ウクレレっぽくない」のが
自然だったりして、そこがすごいと思います。


このCDは、ジミ・ヘンドリックスなどのRock魂炸裂の曲もありつつ、
ハワイのゆったりとした時間の流れている、暖かくやわらかい
ウクレレ自身の持つやさしい音色を生かした曲も半分くらいあって、
Jakeを初めて聞く人には入りやすい作品なのではないかしら?
Jakeを有名にしたハワイ政府観光局のCMで使われていた「Rainbow」
もこのアルバムに収録されています。
4曲目の「Grandma's Groove」6曲目の「Toastman's Wave」9曲目の
「Wes On Four」辺りは、「ここまでウクレレでやるかっ」という感じの
ガンガン弾きこまれている曲ですね。
逆に1曲目の「Heatbeat」、3曲目「Walking Down Rainhill」、
8曲目の「Hikaru Kaigara」などは、ウクレレの持つ音色の美しさが
ふんだんに出ていていいです。
私は「Rainbow」と「Hikaru Kaigara」が特に好きです。
特に「Hikaru Kaigara」はハワイの海に沈む夕日を眺めながら聞きたい
きれいな曲です。
インスト系の音楽があまり好きでない方でも、かなり楽しんで聞ける
作品だと思うので、ぜひ、聞いてみてください。






                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ