5/19 Stefano Bollani Trio@BNT

友人に誘われて、イタリアのJazzピアニストStefano Bollani
ライブを見にBLUE NOTE TOKYOに行ってきました。
友人からCDは借りていたものの、それほど聞き込んでいなかったので
結構ガチンコ勝負でライブを聞いていたのですが、それがよかった
ようで、純粋に楽しむことが出来ました。
「Swing Journal」誌で、どうやら賞を受賞しているらしいのですが・・



印象としては「小粋」な感じがするJazz、という感じ。
とてもアレンジなどに遊び心を感じ、クラッシックなどの影響も
受けつつ、自由に弾いているなぁ〜という印象でした。
普段、どちらかというと塩谷哲さんのように「魂のこもった演奏」
というか力強いタッチの演奏のピアノになれているせいか、
彼の軽いタッチで弾くピアノがとても印象的でした。
しかし、軽いタッチな感じだけど、きちんと音が出ていて・・
そこが「小粋」に見せているのだろうなぁ〜と思いました。
正直、ピアノトリオなどを見ていると、途中で眠たくなって
来るのですが、今回は彼のピアノのタッチとか、変化のある
アレンジや曲を聞いていて、かえって興味深くライブを聞けて
眠気が出るどころか、おもしろかったです。
日本人にとても聞きやすいピアノトリオだと思うし、
ピアニストではないかな・・というのが私の印象でした。



ベースのアレス・タヴォラッツィが、おもしろい人で、
とてもGroovyなベーシストでした。
また、音がはっきりと聞こえて来るウッドベースで、
時にはガツンと、時にはちょっと遊び心を加えた演奏で
彼に目をひきつけられることもしばしばでした。
Stefanoと目で会話して、アドリブで演奏している感じが
とてもよかったです。


Drsのウォルター・パオリはとてもいいドラマーだとは
思うんですが、彼のブラシ・・あまり好きじゃなかったなぁ〜。
何となく、タイムキープも悪かったような?
ひょうひょうとリズムを叩いている感じなんですが、
イタリア人らしく適度に手を抜いているというか・・・
そんな感じで、なかなかおもしろいドラマーだと思って
見ていました。


意外にFanが多いようで、開場したときはかなりガラガラな
感じでしたが、開演前にはほとんど席が埋まっていました。
まだ若いピアニストなので、今後に期待ですね。
私も機会があったらまた、彼のライブを見てみたいと思います。
アノトリオとかあまり聴かない人は、彼のCDを聞いてみると
すんなり入れるかもしれませんね。
アメリカのJazzにはちょっとないアプローチがおもしろいし
新鮮で聞きやすいと思うので。






                                                                                          • -

<<お知らせ>>
人気Blogランキングに登録してみました。
よかったら、ポチっとクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ