「Just The Two Of Us」 Ralph MacDonald

yuko20602007-04-01




やっと、45枚目まで来たなぁ〜という感じです。
目標の100枚まではまだまだですが、少しずついい音楽をご紹介
出来ればと思ってがんばっています。
もしも、この私のヘビーリスニングシリーズを読んで「CD買いました」とか
「買ってみたい」なんて少しでも多くの方に思っていただけたら嬉しいです。


今回はパーカッショニストであり、名作曲家であり、
そして名Producerである、Ralph MacDonaldの作品をご紹介します。
このCDとの出会いは、確かSing Like Talking佐藤竹善さんが
Ralph MacDonaldのことをラジオで何度が絶賛していたことと、
私が愛読している「ADLIB」という雑誌で、彼の「Reunion」というアルバムが、
名盤として時々取り上げられるのでとても気になっていたアーティストだった。。
ということでした。
そして、このCDが出た時、Speechというアレステッド・デベロップメントの
看板ボーカリストのソロライブで、コーラスをやっていて非常に美しい
透明感のある声を聞かせていた、ナディア・シャクールがこのCDに
参加していたこと、そして、世の中で有名すぎる「Just The Two Of Us」や
「Where Is TheLove?」が収録されていたこと・・などの理由が重なって
このCDを買いました。


このCDはRalph MacDonald自身が他の人に提供した曲、
またはプロデュースした曲をSelf Coverしたアルバムだそうです。
「Just The Two Of Us」や「Where Is The Love?」は彼の作曲で、これだけ、
名曲を生み出し、Produceしてきたアーティストなんだととても感心します。
「あ。。この曲も知ってる・・・」っていうのが初めて聞いたときかなり
たくさんありましたからね。



前述の佐藤竹善さんの話によると、Ralph MacDonaldのパーカッションPlayは
とにかく衝撃的で、パーカッション=ラテンという概念を変えたのも彼で、
彼にあこがれているパーカッションPlayerが世界中にたくさんいる
ということのようです。本当に偉大なアーティストなんですねぇ。
いろんな打楽器が出てくるけど、このアルバムで、彼が作ったという曲などを
聞いていると非常に歌心のある曲が多くて、美しい曲が多いです。
ティールドラムなどがかなり出てくるので、カリビアンな雰囲気がとても漂って
いますが、それはそれで、さわやかで私は好きです。
このCDで特によいのが、Vocalistの2人。デニス・コリンズと
ナディラ・シャクールの 歌が、非常によいです。
特に2人がDuetしている「Where Is The Love」が好きですね。
あとは、渡辺貞夫さんの「Fill Up The Night」も非常によいです。
これは、ナディラの歌なのですが、渡辺貞夫さんのCDに収録されているオリジナルを
大事にしつつ、ナディラの透明感のある美しい声で美しさをさらに増した曲に
仕上がっていていいです。
このアルバムは歌ものの曲だけでなく、Fusionセッションのようなインストの曲も
半分含まれていて、これらもいい感じの曲なのであまり、普段インスト物を
聞かない人にも、なじみやすいアルバムだと思います。
先にも書いたけど、スティールドラムがカリブ海の風をつれてきている
感じなので、冬に聞くよりも夏に聞いたほうがさわやかさをより感じられて
よいアルバムだと思います。
インストものが苦手な人も割りと入って行きやすいアルバムだと思います。
ぜひ、夏のドライブのお供にでも聞いてみてくださいね。