3/9 Marcus Miller@BLUE NOTE TOKYO


いつ、また来日するのだろう。。と待っていたのですが、1年3ヶ月ぶりに
来日公演が実現して、ワクワクしながら見に行ってきました。
相変わらずマーカスは人気者ですね。
平日にもかかわらず、整理券を求める列もかなり長かったです。
私はお昼前に並んで一桁の整理番号が取れたので、かなりいい席で
今回も見ることが出来ました。



今回は、初日の1stだったせいもあったのか、前回見たときより
若干音が硬かった気がしましたが、やっぱりマーカスですね。
前回見たときは「鍵盤を弾いているみたい」と思ったけれど、
今回見た感想は「ベースが体の一部になってる!!」ということ。
ホント、マーカスはすごいですね。
そして、「天才!!」って思ったプレーがいくつも続出。
改めてすごいミュージシャンだなぁ〜と、感心してしまいました。
その天才ぶりを見るために、きっと皆さん足繁く何度もライブに
行かれているんでしょうね。
(私も、その1人になりそうなんですが)
もっと早くマーカスのCDに手を出しておけばよかったな、と
今回もライブを見ながら後悔してしまいました。


1曲目はStevie Wonderの「Higher Ground
この曲って、マーカスのどこかのアルバムに入ってるのかしら、
なんて思いながら聴いていたのですが、Blog書きついでに
今調べてみたのですがアルバムには入っていなかったようですね。
今度CD化して欲しいです。すごくこの曲良かったです。
マーカスは今まで出したCDを見ると、結構誰もが知っている曲を
結構カバーしているんですが、ベースでメロディーを弾いて全く
違和感なく、そしてマーカスらしい曲に仕上げてくるとところが
すごいですね。
そんなことを思いながら感心しながら、見てしまいました。
大好きなStevieの曲が聞けただけでも、私的には満足でした。


昨年見た時もそうだったけど、ライブだからこそ、なのか
1曲1曲が割りと長めで、メンバーにソロをたくさん回して
セッションを楽しんでいるようでした。
曲数は、他のアーティスト達に比べて、2〜3曲くらい
少なめなんじゃないかしら?
その代わり、1曲1曲が長めで、「あれ、この曲どうだったっけ?」
なんて、最初のメロディや主題から外れて行っていることも
あったりするけど、また、それがセッションの楽しさでもあったりして
そういうのを楽しめるライブでもありました。
バックメンバーも、いきなり振られてソロやマーカスとの絡みで
演奏していたりするようですし。
その辺がそれぞれの手腕発揮だったりするわけですね。


私が特に気に入ったのは、DrsのPoogie Bell氏。
体が「巨体」というくらい太っていて、さすが体にあった
重たいDrsをたたき出していて、とてもかっこよかったです。
マーカスがどうしてもベースラインよりメロディを弾いてしまう分、
どうしても重めのDrsが必要なんですよね。
とても合ってると思いました。
しかも、彼が入れるFillがかなりカッコイイ!!
昨年はそれほど注目していなかったけど、彼のDrsもなかなか見ごたえが
あってよかったです。


最後の最後、アンコールは、あのBeatlesの「Come Together」
Best盤で聴いていて、カッコイイなぁ〜と思っていたら
生で聞けたので、とてもよかったです。
マーカスのベースであのメロディを奏でると、頭の後ろから
行くようなGrooveになっちゃうから、ホントすごいです。
やっぱり、最後の最後も「あれ、なにやっていたんだっけ?」
と思うようなソロ回しを楽しませてくれましたけどね。
マーカスはCDで聴くのもいいけど、ライブはライブでまた違った
楽しみがあって、また次回はどんなセッションを見せてくれるのだろう、
と思えるアーティストかな、と思います。
また、次回の来日を期待したいですね。
まだ14日までBLUE NOTEで公演があるので、行かれる方は楽しんでくださいね♪