「華麗なる恋の舞台で」

yuko20602007-01-12



『こんな結末が待っていたとはねぇ。。。』




※画像は映画「華麗なる恋の舞台で」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


1938年のアネット・ベニング演じるジュリアはロンドンでトップを走る舞台女優。
ジェレミー・アイアンズ演じる舞台監督の夫マイケルや、トム・スターリッジ
演じる聡明な息子ロジャーと平穏な家庭を築いていた。
そんな中、ジュリアは母子ほど歳の違うショーン・エヴァンス演じる米国人青年
トムと出会い、やがて恋に落ちる。
ロンドンの社交界で派手なうわさとなるが、それもつかの間のこと。
トムは若い女優と恋仲になり、ジュリアは傷心。
ジュリアの演技に影響を与えるほど傷ついてしまう。
その一方で、彼女はトムの願いを聞きいれ、トムの新恋人を自らの舞台に抜擢して、
余裕の素振りを見せるのだった。
現実を受け入れ、すべて譲ってしまうかに見えたジュリアだが、傷ついただけでは
終わらない。そこにはドラマティックな結末を用意されていた・・・。



正直、この映画、前半はちょっとつまらなかったです。
映画の宣伝などを見ていて、かなり優雅でおもしろそうな映画だろうなぁ・・と
期待していたのですが、「もしかして期待はずれ?」と思いながら見ていました。
主人公ジュリアと、トムの恋愛模様を中心に描かれていて、他の映画と
大差のない感じと、特にドラマティックな展開があるわけでもなかったので
どうかなぁ〜と思いながら見ていました。
また、映画の時代背景も第二次世界大戦前で、クラシックな雰囲気で、しかも
上流階級が舞台になっているので、とても優雅な雰囲気で映画が進んでいきます。
これといった変化もないのは、そういう流れにあったのかも知れませんね。
しかし・・後半に進むにつれて、おもしろくなっていきました。
そして、最後に大どんでん返し。。。
まさか、こんな結末が待っていたとは!!という感じでした。
ここに書いてしまうとこれから見る人がおもしろくないので書きませんけど。
音楽もクラシックがふんだんに使われていて、映画にとても合っていました。
衣装もとてもゴージャスな感じで、見ているだけでも楽しいとおもいます。
舞台・・が、この映画の中心になっていましたが、派手な仕掛けもなく、
出てくるキャラクターたちの動きやセリフなどで物語が展開されていくので、
そこが、前半の淡々とした・・というか映画自身に動きがない、と私が
感じたのかもしれない部分なのだと思います。
しかし、セリフにウィットや皮肉などが込められていたりして、非常に
よい作品だと思いました。
この時代背景、そしてちょっとクラシックが好きな方にはオススメの
映画だと思いますよ。